ひらり ひらり 色づいた木々
舞い落ちる 紅
はらり はらり 風に吹かれて
水面を 染め上げる
闇の帳 紛れて出会う
忍ぶ足音 板が軋んで
開く障子に 伸びる影
あれは現か 幻か
覚えてるのは 肌の温もり
鼓膜震わす 貴方の吐息
ふわり ふわり 絡まる指に
心は満たされて
ぽつり ぽつり 紡ぐ言の葉
別れ 惜しむ夜明け
募る想いに 残る感覚
重ねた唇 指でなぞって
泡沫の夢に 迷い込む
今宵現か 幻か
見定めようと 文を飛ばすも
待てど暮らせど 姿は見えず
ほろり ほろり 零るる涙
夜風に 攫われて
ゆらり ゆらり 波打つ水面
月へと 手を伸ばす
ゆるり ゆるり 時は過ぎゆき
舞い落ちる 白雪
さらり さらり 袖を濡らして
届かぬ想いを 消すように
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ブクマつながり
もっと見る僕らの『世界』は、幾何学模様に囲われた空間に詰まっていた。
青のような灰色のような四角くて硬くはないタイル。
壁は弧を描き、目の眩むような幾色もの色が空間の遠近感をおかしくさせている。
丸い玉を半分に割った形のこの空間、これが僕とリンの生きている世界。
悲しくはないんだ、リンがここにいて時...sign─世界─
ハルシオン
土砂降りの雨が私に別れ決めさせたの
びしょ濡れの貴方の声が掻き消える
透けた肌から本音見え隠れ
見限る理由(わけ)としては充分でしょ?
英雄の銅像が変色をしたように
色褪せたイメージは払拭できない
女心は切り換えが早いの
止まってるのは好きじゃないわ サヨナラ
急速に冷える愛情 他人事みたく観て
蒼...Acid Love
佳円
まぁるい体 つぶらな瞳
わたしと同じ黄色の頭
小さいあなたを 抱きしめて
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よちよち歩き
こちらへおいで
きっと おいしいものをあげちゃうわ
卵から産まれたばかりのあなた
無垢な心にそっと言うの
「わたしがお母さんよ」...ひよこあっとまーく
ソラウタ
星闇に 沈めてみては 光りしを
求め伸ばした 両の腕
姿とも 影とも付かぬ
君がため 惜しからざりし 命さえ
花と散り 暮れ行く明日に 残されて
まだ月も出ず 漆夜の 名すらもらえぬ 宵頃は
長くもがなと 思いけるかな
夢見ては 咲くはずもなく 蝶となり
ただ飛ぶだけと 誘いし
唇に 細い紅ひく...見えずの月
花草セレ
空の青はどこまで続くの
海の水はどこから生まれて
何を目指すのだろう
それが知りたくて
僕は旅に出た
朝露に光る花にキスをして
潤った唇から
優しい言葉になるように
願いを込めて
今しか出来ないことがある...Fry to the world
みなつき
擦れ違う肩と肩の高さ
同じところに並ぶことはなくて
語り合う人の声だけでも
拾い集めて心に閉じ込めた
私が大人になれたなら
ひとりの女として見てくれますか?
「好きです」と言えたら良かった
「大好き」が聞けたら良かった
「さよなら」と手を振り返して
あなたを忘れたくはない…...Dear...
いづみともこ
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