A
かき集めた瓦礫の温度と
手のひらに合うおぼろげな雨を
僕らは無色に例える
水晶の向こうで羽ばたいた
鳥の背中に太陽が溶ける
僕らを無色に喩える
B
再生のピリオドで歌う
息の根が騒ぎ出す
比べるほど拙いものなど
S
翼を閉じて夢にした
忘れ去るには鮮やかな日々も
覚めて瞬く瞼には
眩しく尽きる輪光
A
爪先から崩れ去ることも
知っていながら靴紐を解いた
いつかは偶然に見える
可能ならば飛び立つだろうか
そんなことさえ考えて立った
僕には永遠に観える
B
止め処なくバラッドを流そう
灰色の丘の上
跡形もない終わりが来るまで
S
言葉にすれば今もまだ
胸にこぼれる透明な影は
触れて消すには多すぎて
僕を焦がしている
C
雨を残していく
霧が散る
突き立てた切っ先が錆びたら
雨も残していく
鳥が飛ぶ
水晶の向こうは優しいままで
S
目覚めるごとに灯る火も
愛しいほどに褪せていく声も
揺らぎ続けて奥深く
呼吸を焼いている
翼を閉じて夢にした
忘れ去るには鮮やかな日々も
今は瞼の奥底で
眠りについたその後
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2430a
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なまぎ
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静かに包む 街の音 いくつの言葉たち滲ませて
指先描く 誰も見れない水文字
あなたに向けて 密かに… なんて苦笑いした
醒めてしまうから
夢だと言うんでしょ
分かっているの 痛いほど
でも 私まだ ここにいる
せめて
あなたの姿が 霞んで見えているなら...Ghost Rain
THERION
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