ある日 君から誘いが来た
「共に楽園を作らないか」
歪ばかり集めた君の言うそれは箱庭のようだった



指の先から台詞を吐く 非現実の壁の向こうのリアル
眠る間も無く渡るバトン 創造主の言葉が歴史を奏でる

こんな鮮やかさに魅入られ 此処が生きる意味となってく
果て無い楽園の為ならば 僕は歪みを消し去るから

妄想の中 世界は広くて 英雄達 正義をしろしめす
何時の間にか理想は一つに 違う顔の勇者など何処にもいなくて



異物亡くした楽園には 見栄と理屈がイブの目を開く
唆されたアダムの民 創造主の声など届きもしなくて
一人 また一人と消えてく
「こんな醜い世界なんて!」

妄想の中 理解は無価値で 英雄様 剣を振り翳す
創造主の涙 終焉告げながら 僕の横で叫んでた何度も
「もういい!」


「ほうら言った矢先これだ」
「神の真似事など もう疲れたよ」
「誰もが自分勝手 メインヒーローきどり」
「いっそ全て消しテしまオウカ」


あんな鮮やかダッた世界が 同ジ罪色ニ染まっテく
過去から原罪をソノままに
コピー ペースト 同じウツワ 同じナカミ

妄想の中 思想ハ凝固リ 英雄様 正義を振リ翳す
僕の描く理想のセカイは 創造主の中でアッサリと
「終わった」

妄想の中 世界ハ続いて 英雄様 イツまデ殺シ合う
僕ハ独り 伝達 閉ザシテ
モウ ボーダーライン 理解ラナイ 《僕 / 世界》ハ

壊レタ。





・読み仮名

あるひきみからさそいがきた
ともにらくえんおつくらないか
いびつばかりあつめたきみのいうそれははこにわのようだった



ゆびのさきからせりふおはく ひげんじつのかべのむこうのりある
ねむるまもなくわたるばとん きみのことばがれきしおかなでる

こんなあざやかさにみいられ ここがいきるいみとなってく
はてないらくえんのためならば ぼくわいたみおけしさるから

もうそうのなかせかいわひろくて えいゆうたちせいぎおしろしめす
いつのまにかりそうわひとつに ちがうかおのゆうしゃなどどこにもいなくて



いぶつなくしたらくえんにわ みえとりくつがいぶのめおひらく
そそのかされたあだむのたみ きみのこえなどとどきもしなくて
ひとりまたひとりときえてく
こんなみにくいせかいなんて

もうそうのなかりかいわむかちで えいゆうさまつるぎおふりかざす
きみのなみだおわりつげながら ぼくのよこでさけんでたなんども
もういい


ほうらいったやさきこれだ
かみのまねごとなどもうつかれたよ
だれもがじぶんかってめいんひーろーきどり
いっそすべてけしてしまおうか


あんなあざやかだったせかいが おなじつみいろにそまってく
かこからげんざいおそのままに
こぴー ぺーすと おなじうつわ おなじなかみ

もうそうのなかしそうわかたまり えいゆうさませいぎおふりかざす
ぼくのえがくりそうのせかいわ きみのなかであっさりと
おわった

もうそうのなかせかいわつづいて えいゆうさまいつまでころしあう
ぼくわひとりでんたつとざして
もうぼーだーらいんわからないせかいわ

こわれた

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

Pray By We.

ギターソロがなんかめっちゃかっこいいgumikunnさんの曲http://piapro.jp/t/ADR4

テーマ:中二チックに小さな破滅

『とある世界に固執してしまった為に、却ってその世界の崩壊を招き、
それが受け入れられずに妄想の中、何時までもその世界を続けている、とある少女のお話』
というのが、思い描いたストーリーです。

全部自分の思うようにしようとすると、大体の場合は上手く行かないんだよって事ですね。
それでも無理を通すなら、世界が壊れてしまう覚悟を持たねばならないと。
実際に壊れた後、その世界が再構築される可能性は極めて低いのだと。
まあ、そんな感じのお話でもあります。

閲覧数:385

投稿日:2015/01/24 03:18:49

文字数:1,303文字

カテゴリ:歌詞

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