紅葉が吹き荒れ最期を彩る
彼岸の花々視界を遮り
貴女に遺すよ最期の恋歌
瀬の際越え結んだ二人の恋結び
心重ね戦のこの世を駆け抜けた
君とこの先歩むと誓った
目と目合わせたその刹那
この身を射抜いた矢先に血が沸く
君の泣き顔が心を痛める
この手に伝わるぬくもりこの手を紅に染め上げた
身体は崩れて野に伏せ彼岸の花揺らぐ
手と手重ね交えた最期の恋結び
わたしの頬塗らすは切なき一滴
君とこの先歩めはしないが
君を忘れぬよいつまでも
この身を焼く様な痛みは沈むが
君と握る手は次第に冷えゆく
この身を包むぬくもりに私の心は安らぐ
彼岸の花が風に揺れ貴女の髪撫でる
貴女の潤んだ瞳を見つめて
私は紡ぐよ最期の恋歌
私の心は預けていきます
いつかは逢えると契りて一時の別れです
紅葉が吹き荒れ野の華波打つ
命の木の葉は枯れ落ち地に伏す
涙で見送る君に届けます
最後に一言・・・
(「愛しているよ」)
00:00 / 03:54
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想