紅葉が吹き荒れ最期を彩る
彼岸の花々視界を遮り

貴女に遺すよ最期の恋歌


瀬の際越え結んだ二人の恋結び
心重ね戦のこの世を駆け抜けた

君とこの先歩むと誓った
目と目合わせたその刹那

この身を射抜いた矢先に血が沸く
君の泣き顔が心を痛める

この手に伝わるぬくもりこの手を紅に染め上げた
身体は崩れて野に伏せ彼岸の花揺らぐ


手と手重ね交えた最期の恋結び
わたしの頬塗らすは切なき一滴

君とこの先歩めはしないが
君を忘れぬよいつまでも

この身を焼く様な痛みは沈むが
君と握る手は次第に冷えゆく

この身を包むぬくもりに私の心は安らぐ
彼岸の花が風に揺れ貴女の髪撫でる

貴女の潤んだ瞳を見つめて
私は紡ぐよ最期の恋歌


私の心は預けていきます
いつかは逢えると契りて一時の別れです

紅葉が吹き荒れ野の華波打つ
命の木の葉は枯れ落ち地に伏す
涙で見送る君に届けます
最後に一言・・・
(「愛しているよ」)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

遺紅の歌

「遺紅の歌」の歌詞

閲覧数:190

投稿日:2013/11/06 21:27:44

文字数:409文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました