窓を開ければ潮風が流れ込む
雲一つない青空が当然のような顔をする
誰も知らないぼくの世界が
服の裾をつかんで離さない
長く続く坂道
近道をした橋の上
並び立つ懐かしさの先で
きみが笑って手を振るんだ
明日もまたきみと会える
それがどれだけ幸せだったか
何年たっても僕の心を
暖めて離さないのは 君でした
桜の下 校門の前ふたり
待ち合わせして帰る道をたどるんだ
ひとり歩く ぼくの後ろから
ふたりの笑い声 かすかに
きみの笑顔がみたいのに
傷つけるのも僕だった
矛盾だらけの曲がり角で
きみは笑って手を振るんだ
なにもかもくれるきみに
あげられるものが何もなくて
いつまでたっても僕の心は
きみに焦がれてやまないんだ
春になると思い出す
ぼくがぼくになるまでの物語
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