人塵の中 流され歩く
 足を止めれば 押されて転ぶ
 そんなに急いて 何処へ行くのと
 尋ねでもすりゃ 阿呆と嗤う

 由もわからず 歩き続けて
 疲れた者から 消えていく

 歯車クルクル 中身はキリキリ
 壊れりゃ塵箱 替えはある
 歯車キリキリ 見た目はクルクル
 音の止まない 町工場

 ものの定規は 世間様
 紙切れ一枚 しがみつき
 我を取れよと 魚市場
 工場に出す時ゃ 箱詰めさ

 負け組恐れて 縋りつくのか
 人塵を恐れ ひとり立つのか

 歯車クルクル 中身はスカスカ
 錆と一緒に 模様も削げる
 歯車スカスカ 見た目はクルクル
 軋む音響く 町工場

 教えてくれよと すがりつく者に
 人塵は云った

 見えないのかと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

くルくルきリきリ

才能もないくせに現行の世界を厭う現役の高校生が、見える世界をできるだけ婉曲な表現で詩にしたものです。
やったら漢字ばかりですが、総て訓読みにすれば大丈夫な筈。
言葉を崩したり、基本的に5・7・8の音でつくってたりしているので、もしも歌をつくってみようなんて奇特な方が現れた場合、和風メロディの方が合うと思います。
殴り書き作品なのでろくに推敲もしていませんし、都合に合わせて改変してくださって結構です。キャラもミクじゃなくったって…

閲覧数:135

投稿日:2008/10/08 00:50:15

文字数:326文字

カテゴリ:歌詞

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