きっと暑さにやられて
炭酸が抜けたみたいになった
残っているのは気怠(けだる)い甘さと
明日への嫌悪感だけだった

あぁ、早く過ぎ去ってしまえたらな

晩夏、挽歌(ばんか)
一人ぼっちの
君の鼓動が
そっと凪(な)ぐから

暑く、熱く
零(こぼ)した声は
空に染まるの
晩夏、挽歌

触れた温度の違いに
君との距離を感じてしまう
汗もかかず白(しら)んだ額(ひたい)に
私の瞳の熱をあげる

霞(かす)んだ夏が溶けるの
微睡(まどろ)むように日が沈んでゆくの

残花、残火(ざんか)
置いてけぼりの
この手のひらに
白い花びら

蝉の雨に
項垂(うなだ)れている
足元に咲く
影が揺らめいている

夜には囃子(はやし)の音がする
海に滲(にじ)んだ黒い空に
星を落とす

夏が暮れる 今

残花、残火
海を彩る
花の光を
手のひらの下

暑く、熱く
灯(とも)したのなら
嗄(しゃが)れた声で
晩夏、挽歌

さよならを歌え
残花、残火、残夏

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ザンカ 歌詞

ザンカ(http://www.nicovideo.jp/watch/sm27239005)の歌詞です。

閲覧数:412

投稿日:2015/09/26 19:10:02

文字数:420文字

カテゴリ:歌詞

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