汗を掻いたとコートを脱いだら 素肌をくすぐる風が柔らかかった
少し走ろう鞄を押し付け 下り坂を駆け抜けて川辺に向かう

いつも寒いからって二人で手を繋いでた
だけどもう冬が終わりになっても 離れたくはないから

君の手を引いたまま春風に飛び乗って
どこへ行こうか どこでもいいさ
雪解けに流されて川下り海を越え
どこまで行こう どこまででもお気に召すまま



春一番が川辺に吹いたら 髪の結び目解いて自由になろう
気侭に踊る桜の花弁 顔で受け止めて笑う君が好きだよ

そっと目隠しの遊びをする君の両手を
ふわり 包んで捕まえてみた まるで蝶々みたいに

君の手を引いたまま春風に飛び乗って
どこへ行こうか どこでもいいさ
あの花の行く先を 追いかけて追いかけて
どこへ行きたい どこまででも連れて行く
雪解けに流されて川下り海を越え
どこまで行くの どこでも行ける
せせらぎは流れてく 穏やかに流れてく
どこまで行こう どこまでだってお気に召すまま



君の手を引いたまま春風に飛び乗って
どこへ行こうか どこでもいいさ
あの花の行く先を 追いかけて追いかけて
どこへ行きたい どこまででも連れて行く
雪解けに流されて川下り海を越え
どこまで行くの どこでも行ける
せせらぎは流れてく 穏やかに流れてく
どこまで行こう どこまでだってお気に召すまま




・読み

あせをかいたとこーとをぬいだら すはだをくすぐるかぜがやわらかかった
すこしはしろうかばんをおしつけ くだりざかをかけぬけてかわべにむかう

いつもさむいからってふたりでてをつないでた
だけどもうふゆがおわりになっても はなれたくはないから

きみのてをひいたままはるかぜにとびのって
どこへゆこうか どこでもいいさ
ゆきどけにながされてかわくだりうみをこえ
どこまでゆこう どこまででもおきにめすまま



はるいちばんがかわべにふいたら かみのむすびめほどいてじゆうになろう
きままにおどるさくらのはなびら かおでうけとめてわらうきみがすきだよ

そっとめかくしのあそびをするきみのりょうてを
ふわり つつんでつかまえてみた まるでちょうちょみたいに

きみのてをひいたままはるかぜにとびのって
どこへゆこうか どこでもいいさ
あのはなのゆくさきを おいかけておいかけて
どこへゆきたい どこまででもつれてゆく
ゆきどけにながされてかわくだりうみをこえ
どこまでゆくの どこでもゆける
せせらぎはながれてく おだやかにながれてく
どこまでゆこう どこまでだっておきにめすまま



きみのてをひいたままはるかぜにとびのって
どこへゆこうか どこでもいいさ
あのはなのゆくさきを おいかけておいかけて
どこへゆきたい どこまででもつれてゆく
ゆきどけにながされてかわくだりうみをこえ
どこまでゆくの どこでもゆける
せせらぎはながれてく おだやかにながれてく
どこまでゆこう どこまでだっておきにめすまま

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

お気に召すまま春風に

WhiteCatsEyeさんの曲http://piapro.jp/t/yzdW

私は東北育ちですが、東北の冬は長いものでして、道の脇に花が咲いているのを見ると、ああ春なんだなぁとわけもなく心が浮かれ始めます。
雪じゃなく、土と草になった地面を無意味に走って、捕まえられないと分かっている蝶を素手で追いかけて、夏でも無いのに汗を掻く。
なんとなくそういう懐かしい感じがしまして、飾り気一切無しに、目に浮かんだ光景をそのまま歌詞にした、という仕上がりです。

閲覧数:293

投稿日:2015/03/20 02:05:22

文字数:1,239文字

カテゴリ:歌詞

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