ひとりで立っていると思っていました
震える足では何処へも行けない
掠れた声で助けてと呟くと
あなたの笑顔が浮かんで消えました

今日も人生を考えて
過去を悔やんで未来を恐れて
明日ももしも生きていたなら
同じ場所に居るんだろう

きっと私は独りだと
歩道橋の上で車を眺めて
あなたの言葉を思い出しました
自分を赦して良いのかなって
少し思ったりしていました
誰も悪くないのなら


ひとりで歌っていると思っていました
震える声では誰にも届かない
掠れた声で生きたいと泣くと
あなたの声が聞こえた気がしました

今日もいのちを考えて
死に憧れて生を羨んで
明日ももしも生きていたなら
どんな歌を奏でるだろう

きっと私が全て悪いと
ナイフを手首に押し付けて
あなたの言葉を思い出しました
自分を赦して良いのかなって
少し思ったりしていました
誰も悪くないのなら

   
あなたの笑顔に
あなたの言葉に
縋るように一日一日
生きてきたけど
これで良かったのかな

いや良い筈がない
誰かに頼って
責任を押し付けて
生きることを誰かのせいにして
逃げ出していた
 

ひとりだけど歩いてみようと思って泣きながら
震える足を踏み出した時
そっと支えてくれる誰かに気が付きました
私は孤独なんかじゃなかった 
 
あなたの笑顔に
あなたの言葉に
甘えるのをやめて
一日一日
私は此処で   
生きていきます

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

そしてまた生きる

あなたとの想い出に縋ることをやめた私が、生きていくうた。

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投稿日:2024/12/17 21:39:53

文字数:601文字

カテゴリ:歌詞

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