(A1)
白く静かな大地に君だけが鮮やかに紅く

(B1)
暗く澱んだ空
枯れ果てた梢
希望も見失うような ただ白い闇

(C1)
どこに行けばいいのか
どこに行ったのか
わからないままに佇んで
見上げた空から白い花

(D1)
罪を消して
その清らかな純白(しろ)で

(サビ1)
六花に抱かれて眠れ
永久の悲しみよ沈め
全てを覆い隠す清めの花
君の体も霞んでゆくよ

(B2)
森の奥に棲む残酷な獣
その爪で引き裂き喰らう
ただ紅い月

(C2)
君はどこにいるのか
僕は死を追う
全てこの世を朱に染めて
ただ君を隠し続けたい

(D2)
罰を与えて
あぁ もう戻れないよ

(サビ2)
六花抱(いだ)かれて眠れ
刹那の愛情も凍れ
獣の飽食に染まる大地を
もう一度白く塗り替えていく

(A2)
紅く悲しい大地に雪だけが鮮やかに白く

(サビ3)
緋月に抱かれて狂え
最期の憎しみよ燃えろ
この世を穢し呪う獣の咆哮(うた)
君の悲鳴(こえ)だけ響いてるよ

(サビ4)
六花に抱かれて眠れ
永久の愛情よ凍れ
全てを覆い尽くす清めの花
君だけをただここに留めて・・・
六花の舞う夜に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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六花

時期はずれといえば時期はずれなんですけど、六花という響きがどうしても使いたくて作った詩です。
作ったのがもう5年くらい前なので、ちょっと未熟なところも多いんですが、テーマは一貫して「雪の中の死別」なので、かなりシリアスに作ってある…はずです。
できればカイト兄さんに歌ってもらいたいとか思う私は我儘でしょうか。

閲覧数:122

投稿日:2008/05/13 16:30:53

文字数:493文字

カテゴリ:その他

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