1A
おはようペンパル
暫くぶりだね。あいつは元気?
こっちはこっちでそれなりだけど、
相も変わらずに世界は屑だね。

1A'
おはようペンパル
今なら言えるよ。本当はずっと
木陰で君をね、見つめていたと。
あの日の世界はやたらと綺麗で。

1B
そう、騙されていたのさ。

1S
拝啓ペンパル
僕は未だに世界が憎い。
殺して潰して唾吐き散らし、
アダムとイヴだけ。あの日に戻すよ。
君を愛していたから。

2A
おはようペンパル
こっちはなんだか落ち着かないよ。
どいつもこいつもウロウロしては、
死んだ目泳がし無能に生きてる。

2A'
おはようペンパル
なんだか最近薬が増えた。
呼吸も眠気も吐き気も汗も、
クソ程やばくてクソ程うざいよ。

2B
そう、君以外全部が。

2S
拝啓ペンパル
僕はやっぱり世界が憎い
身体で感じる全部が嫌で、
いつから生活全てを捨てたよ。
だけど頭は君だけ。

3A
おはようペンパル
身体はそろそろ限界かもね。
痒いし臭いし本格的さ。
そろそろ頃合いなのかもしれない。

3A'
おはようペンパル
重火器刃物に爆弾。完全武装。
思いが立ったら吉日だから。
多分ね、君とは逢えなくなるかも。

3B
そう、旅立ちの時間だ。

3S
拝啓ペンパル
僕は勿論世界が憎い
切り裂き撃ち抜き引き摺り出すよ。
白目は血飛沫き中身を溢らす。
君にいつかは見せるよ。

C
だけどね、ペンパル。
醜行の反例は哲学の推敲だから
意味なんてないんだよ。
これっぽっちもないんだよ。
だけどね、ペンパル。
存在の証明は唯一の混沌なんだ。
それならば、それならば、
愛する意味も存在も、

嗚呼、許されぬ事なの?

4A
おはようペンパル
笑っておくれよ。惨めな僕を。
身動きひとつもできないとこで
君への言葉を呟く始末さ。

4A'
おはようペンパル
壊した世界は何にも無くて、
貪り啜れど味まで虚無で
結局本当の真理は無様な、

4B
そう、何も無い空っぽ。

LS
拝啓ペンパル
僕は今では世界が好きだ。
空っぽ無様で笑えてきたよ。
そろそろ最期の時間になるから、
君への言葉を残そう。

追伸ペンパル
例え君への想いがまるで
無意味な存在でも構わない。
真理にそぐわぬ間違いでもいい。
君を愛していたから。

君を愛しているから。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ペンパル

閲覧数:506

投稿日:2013/10/04 16:06:02

文字数:977文字

カテゴリ:歌詞

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