気付けば、大騒ぎ。
まるで、嵐が来たみたいにぐちゃぐちゃになっている。
食べ物、空き缶…たくさん転がっている。
片付けのことを考えると、頭が痛い。
…しかし、そのことより俺の頭を悩ますのは、隣にいる女性、めーちゃんだ。
俺の肩を組んで、お酒を飲んでいる。
それは良いんだけど、さっきからすごい勢いで飲んでいる。
流石に飲み過ぎだと思う。

俺は心を鬼にして、めーちゃんからお酒を奪う。
「めーちゃん、お酒はもう終わり。」

「何言ってんのよ!まだ飲み始めたばっかりじゃにゃい!」

かっ、可愛い!
…って、そうじゃない。
もう、呂律が回らなくなってきている。

「めーちゃん、明日頭が痛くなって、気持ち悪くなるよ。」

「うるひゃい。お酒返して!」

「ダメ。」

恨めしそうに俺を見る。

「カイトのバカ…私のこと嫌いだからそう言うこと言うんでしょ!」

「……」
何を言われているのか分からなかった。
もしかして、思ったより酔ってる?

「何で何も言い返さないのよ!」

…ヤバイ、めーちゃんがキレた。
「違うよ。めーちゃんが可愛いかったから、言葉が出なかったわけで…」

「誤魔化してもダメ!」

「いやいや、ホントだって。俺は一番にめーちゃんが好きだよ。」

めーちゃんの顔が赤くなる。
可愛いすぎる!
もう、我慢できない。
俺は、めーちゃんを抱き締めた。

「いきなり、何すんにょよ!」

「めーちゃん大好き!」

「!」

「めーちゃんは?」

「っ!好きに決まってるじゃない!」

可愛い。
お酒も悪くないかもしれない。



―次の日、めーちゃんはこのことを覚えていなかった。

お酒もほどほどにしないとね。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

お花見 ver.魔熊

お題出し合い第二段です。

今回は檸檬飴のお題です。

桜綺麗ですよね~。
春ですね。

閲覧数:82

投稿日:2011/04/23 22:31:19

文字数:712文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • 檸檬飴

    檸檬飴

    ご意見・ご感想

    ぐはぁ!めーちゃんの可愛さにやられたO(≧▽≦)O
    文才の差ってやつか…。

    2011/04/23 22:35:44

  • 禀菟

    禀菟

    ご意見・ご感想

    春ですね(´Д`)

    めーちゃん可愛い(*^^*)

    めっちゃhshs…

    2011/04/23 22:34:28

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