―背中を向けて君は歩き出した 交わす言葉も無いまま―


(行かないで、お願いだから…行かないで……)
勇気がないから、心の中で叫んだ。

君は私の前で泣かなかった。
私は、こんなにも泣いているのに。
君をこんなにも思っていたのは、私だけだったのかな?


------------
―背中を向けて僕は歩き出した 涙落ちる前に行かなきゃ―


(さよなら。)
僕は振り向かずに、キミに聞こえないほど小さな声で呟いた。


僕は怖くなってしまったんだ…キミと過ごす時間が幸せすぎて――

いつか、幸せな時間が消えてしまうと思うと、それなら最初から「手放してしまえばいい。」って思ってしまったから――だから、僕はキミと一緒の未来を捨ててしまった。


キミに涙なんて見せたくなくて、無理して笑ったけど、ちゃんと笑えていたかな?


------------
君のことが頭から離れないまま、家に帰った。

扉を開けた瞬間、いつも過ごしていた部屋がとても広く感じた。

(私の心みたい…)

この部屋も私の心と同じで、君がいないととても寂しく感じてしまう。
君が大事な役割をしていたんだよ。

この部屋で過ごした君との思い出を思い出し、また涙が流れた。

「駄目だな…私、君のことがまだ大好きみたい…」
誰に言うわけでもなく、一人呟いた。


------------
僕は一人になった。
それなのに、キミのことばかり考えている。

そういえば、キミと二人並んで、このベッドに座ったな。
そして、二人でなんでもないようなことを話して、笑った。

キミと別れたはずなのに、僕は今もキミが大好きだ。

------------
夢を見た。
君の夢を――
二人で初めて手を繋いだ時のこと。

二人並んで歩くことが嬉しくて、でも何か緊張してたよね。

桜が咲いていた時期で、
「きれいだね。」
って笑いながら、二人並んで歩いたね。

そんな時、君は少しぎこちない動きで私の手を握った。
ちょっと恥ずかしかったけど、それ以上に嬉しくて、君のことがさらに大好きになったの。

―私達、あの頃に戻れないかな?


------------
僕は、起きていても、寝ていてもキミのことばかりを思っているよ。

キミと二人並んで歩いた道も一緒に過ごしたこの部屋も、キミがいた時とは違うように見える。

二人しか知らない、思い出も忘れることは出来ない。

―もう二度と戻れないのかな?


------------
「私は、」
「僕は、」

「「キミ(君)のことが今でも大好き。」」




―変わらない気持ちでまた出会えたら良いね
そして手を繋ごう
そのときまで
「またね」―

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

from Y to Y

「from Y to Y」を自己解釈しました。

今回は、今までと違う書き方で書いてみました。

分かりにくかったら、すみません。

「from Y to Y」はリクエストされたものです。
期待に添えられたら嬉しいです。
リクエストしていただきありがとうございました。

原曲のジミーサムP様すみません。



期待に添えられるか分かりませんが、良かったらリクエストして下さい。
できるだけ書くようにしたいです。

閲覧数:201

投稿日:2011/04/08 20:06:10

文字数:1,124文字

カテゴリ:小説

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  • 禀菟

    禀菟

    ご意見・ご感想

    2視点か!!

    期待通りでした♪

    今度は報われるヤツお願いしますm(__)m

    例えが見つからない…

    2011/04/08 21:39:24

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