──空が好きだ。




どこまでも広くて、自由で。





























──闇が嫌いだ。




何も見えないし、怖くなる。




だから、私は夜が嫌い。





















──でも、夜空に光る星たちは大好き。




数億年前の眩い光。




暗い夜空で自分の存在を主張する懸命さ。




「同じ空でも、何でかなぁ」




昼と夜では全然違う。




夜空には自由もなければ明るくもない。




「それは気持ち次第なんだよ」




隣で聞こえた少年の声。




「考え方?」




「そう、考え方。昼の空は自由で、清々しい。僕も好きだ」




「夜は?」




「夜は、暗い。けど昼には隠れてた星が見える」




「暗闇は怖くない?」




「怖くないよ。星たちや、月が照らしてくれてる。それに、夜空は暗闇じゃないさ」




彼が空を見上げたので、私も見上げた。




空は夕焼けに染まって、雲が紫に変わっている。




「星が輝く時間帯。そう考えるんだ」




───星が輝く時間帯。




そう考えると夜空も何故か素敵に感じた。




「あ、今日はあの日だった。またね」




「あっあの!!名前は!?」




「そっちこそ、名前は?」




「は、初音ミク…」




「ミクちゃん、またね」




「は、はい…って名前は…」




聞けなかった。




けど“またね”に期待しても良いよね?




私の───初恋。

































「へぇ、その人とは会えたの?」


「う゛…」


「会えてないのか、さすがヘタレミクー」


「ヘタレじゃない!馬鹿クオには言われたくないし!」


「俺は馬鹿じゃないし!」


初恋の彼とは会えないまま高校2年生に。


「ほんと、誰なのかな…」


「……ミクはまだソイツが好きなのか?」


「………まぁ…」


「俺ちょっと質問するからはいかいいえで答えて」


「………」


「彼に会ったのは小学5年生である」


「はい」


「彼が初恋である」


「…はい」


「彼は夜空が照らしてくれてる星が好きだ」


「はい…」


「彼は“あの日”だと言って行ってしまった」


「…な、何で知ってるの…」


「“ミクちゃん、またね”と言われた」


「クオ…なの…?」


「さあ?でも、そうだとしたら?」


「なっ、んで言わなかったの!?だから馬鹿なの!!って私告白まがいのことした!?」


「うん、したな。バッチリ」


「わわわわ忘れて!」


「何で?」


「だって、クオがす、好き、みたいじゃない…」


「え、違うのか?」


「わわ私は夜空の良さを教えてくれたあの彼が好きであって…」


「でも俺は同一人物なんだけど?」


「う゛…」


「俺が好きじゃないなんて傷つくなぁ」


「クオも嫌い…じゃない…」


「知ってる」


「~~~~っ!!!!少年の頃は可愛かったのに…!」


「今は可愛くないってこと?」


「馬鹿クオ!!!!」


「ヘタレミクにゃ言われたくないなー」


「うっさい馬鹿クオ!!」


ずっと会いたかったあの少年。


すぐ近くにいるなんて知らなかったけど、私の初恋は終わっていない。


私は今でも、彼が好きです。



































なんて、私らしくないか。
















fin.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夜空の君に

なにこれ駄文wwwww
だれか俺に文才とかプレゼントしちゃってよ!

これは君の知らない物語歌ってたら浮かんできたー

tkサボりすぎだよね、なんかさーせん((ry

閲覧数:155

投稿日:2011/10/17 22:44:31

文字数:1,536文字

カテゴリ:小説

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  • 檸檬飴

    檸檬飴

    ご意見・ご感想

    なんかいい!
    こういうの好き!
    クオミク最高!
    可愛すぎる!!

    これのどこが駄文なんだよ!
    むしろ、私に文才プレゼントしてくれよ!!

    私もサボり過ぎだわ…。
    またお題とかやる?

    2011/10/17 22:50:24

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