それは雪が溶ける少し前のこと
そう遠く、遥か遠い記憶
記憶の中の君は
いつも泣いて・・・震えていた
願うなら、あの日の僕を
殺せるほどの痛みを
願うなら、あの日の君へ
笑顔にできる言葉(さよなら)を
例えば、歩く道が違ったとしたら
君と出会うことはなかったのかな?
例えば、いずれ重なり合う道だとしても
すれ違ってしまう結末(さだめ)だったのかな?
叶うなら、あの日の僕へ
戻れるのならもう後悔しない
叶うなら、あの日の君を
繋ぎとめる勇気をください
もう戻らない此の二人に
綺麗な一輪の花を
汚れなく揺れる花は
僕の心を嗤うかのように咲いて
いつもそばにいた
それが当たり前で
甘えすぎた時間を
取り戻したくて
終わらない時に咲く花は
過ぎた日々を彩る、綺麗に
「愛してる」じゃ伝わらない
僕の心を映すかのように咲いて
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