園庭想空の少女(Anti the fantasic garden)
よくできた着せ替え人形の
細部をいじって、それを主張する。
歪んだカタチの器、『偽者』そう知って、
「コレしかない」
そう言って自分に嘘をつく。
「何も考えないで生きる」
それをすれば一番楽だと言われ続けて・・・。
言い返しづらくて言い返さないで、でも、薄い生き方に、
ムカついてしまうぐらいに、筆を折りたくなった。
「同じ顔はもう見飽きたよ」
「同じ話も、もう聞き飽きた」
そんな声が耳に響いてくる、そんな気がして
心の中に閉じこもった。
電波が発して見せている夢もいつかはすべて枯れていく。
そしてそのとき、私達に何かが残るんですか??
よくできたお話の
細部をいじって、またそれを主張する。
小さな消えそうな幻想抱き その幻想を描き、
1枚書いて、2枚描いて、でも、
どんどん積み重なって、嫌気がさし、
そこから逃げ出した。
電脳世界発の技術(スキル)は、自分が見ている誰もが、
顔無しのようで。
逆に、言い返すのもため息が出るほど馬鹿らしくなって、
そこらに筆を置いて叫ぶ。
「同じ詩はもう見飽きたよ」
「同じ音も、もう聞き飽きた」
的外れな声だけすべて素通りして拡声器から
鳴り響いてきた。耳を塞ぎたくなる。
「らしさって何ですか?」
「ちっぽけな自己満足のことですか?」
「「その繰り返される言葉に答えなんてあるんですか?」」
自分の落とす影、ユラリユラリと
とても、とても、黒く見えた。
「何も考えないで生きる」
もう何十、何百回繰り返された言葉。
「もう、嫌だ」
言い返せない、薄い生き方に
いけない事だと分かって
筆を折った。
「これでお終いだね・・・」
「同じ顔はもう見飽きたよ」
「同じ話も、もう聞き飽きた」
「同じ詩はもう見飽きたよ」
「同じ音も、もう聞き飽きた」
「どこでどうなってここまできてしまったの!?」
「どこで間違ってしまったの!?」
そう自分を責める。
庭園に咲く花(にじ)は強迫観念のようで→
ありも存在もしないオリジナル幻想抱き
求め、疲れ、力無く笑い、
『少女(私達)は今』
『園庭想空(かげ)に飲み込まれる』
園庭想空の少女(Anti the fantasic garden)勝手に小説
なんか勝手に書いてた3
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