ずっとそうだった 求めてしまう。
無いものばかり 救いも意味も。
死ぬ勇気さえ ましてやこの命さえ。
そんな自分に嫌気がさしていた。
この名も、この迷も、この命も、全てなくせたら
そう思う今も痛いくらいに生きている。
音楽の才も、娯楽の才も、勉学の才も、
表現するための才すらも、持ち合わせない。
何も無い、そんな空っぽな自分だった。
ないものはないで、片付けよう。
生きるのは苦痛で、でも止まってくれなくて。
何度も願ってしまう、全部なくなってしまえば。
産まれたくもなかった、成長だってしたくなかった。
それでも呼吸をしてしまうよ、この胸が痛む度。
仏頂面の大人も、自分のために踏み躙る子供も。
社会を教えない教師も、無かったことにしよう。
努力も、生活も、労働も、
生きるための才も何も無い。
生きているだけの屍に、何が出来る。
出来ないことだけを、考えるのはもうやめよう。
音楽の才も、娯楽の才も、勉学の才も、
表現するための才も、持ち合わせない
空っぽの僕に、音は意味をくれたんだ。
この音が、響き続ける限り。
いきをしよう。
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