泣き疲れて、また眠ってしまったマスターに布団をかける。すごく…辛かったんだろうな





眠るマスターを眺めていたら服の袖を引かれた。そこにいたのは、涙目のリイト




「ヒイト…ぼく…ぼく…」


「リイト…。怖かったよね…?」


「うん…でも、ぼく男の子なのにマスターを守れなかった…。部屋で泣いてただけだった…!」




ボロボロと泣くリイト。でも自分を責める必要はないと思う





「…リイトはライトを守ったよ。リイトは偉いよ…」




ポフッと頭に手を置いて、撫でてあげたら、まだ納得はしてない
みたいだけど、涙を拭った





「ぼく、マスターも守れるように頑張る。…おやすみなさい」


「…うん。おやすみ」






リイトは部屋へパタパタと駆けていく。…家にいなくて何も出来なかった僕よりも、よっぽど偉いと思うよ












僕は兄さんの様子をみるため部屋へ向かった。…真っ暗な部屋で、一人眠る兄さん。




兄さんはスリープモードになっているみたい。オイルが流れている音はするもの






停止コードは、もう一回起動を
しない限り目を覚まさない。って僕が身体を変えたあと赤羽根さんが教えてくれた




なら赤羽根さんのところへ兄さんを連れていけば、もう一度兄さんは目覚めるかな…?




赤羽根さんなら兄さんに起こったエラーを治してくれるだろうし…






…明日、聞きに行ってみよう。
多分、引き受けてくれるはず…





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

KAITOと種っこがやってきた44

ちょっと話を伸ばしてます…。終わりが決まらないんです…!←

そして明日もヒイトのターン…あと少しマスターかな…?

種配布場所はこちらです
http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=f87dbd4232bb0160e0ecdc6345bbf786&guid=on

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投稿日:2010/02/20 21:18:13

文字数:648文字

カテゴリ:小説

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