【第三話】






会いに行く。と、決め、
あの崖まで来たのはいいものの。

残念ながら、一歩間違えれば
本当に死んでしましそうなこの崖から
飛び降りる勇気は持ち合わせていない。

「・・・」

何をするわけでもなく、
ただ、呆然と下を眺めていた。
ていうか、未来さんも琉華さんから
聞いただけで確かめたわけじゃない。
もしかしたら、琉華さんの冗談かもしれない。

だから、あのとき嘘ついてるって感じたのかな?
いや、違う。
本当に琉華さんは私たちを
近づけさせないようにしてたとしか考えられない。
自分の直感、信じてみようか。

琉華さんは、負傷者は出たって言ってたけど、
死者が出たとは言ってなかった。

―――――――― 大丈夫、大丈夫。きっと私は大丈夫。

心の中で何回も唱える。
そっと目を閉じ、
今度は口に出して言う。

「大丈夫、だって私には――――」

蓮がいるから、と、言うはずだった。
けど、言えなかった。

急に足場が崩れて体が傾いたのだ。
一瞬自分がどんな状況に陥っているか
全くわからなかった。
端っこに立ったのが不味かったか...

時間がゆっくりに見えた。
だけど、止まらない。
私は下へと落ちて言っている。

目を開ける余裕もなかった、
ただ、ただっ、

死ぬ....―――――。

とだけ、思っていた。

あぁ、もう、神様がいるなら助けてよ。
私を蓮のところへ連れて行ってよ...!

そう、強く思ったとき
何かが光った気がした。

フッと、自分の体が軽くなるのを感じた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

TimeSlip.

自分の言いたいこと伝わってるかな?

凛がこれからどうなるのかは、
一応思い描いてますけど、くだくだです(;´Д`)汗

頑張ってお見せできる程度へ修正しますので
他の作品も辻褄が合う程度で修正しますヾ(*´∀`*)照

ちょっと短すぎたかな...?

閲覧数:129

投稿日:2012/08/01 11:50:15

文字数:655文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    まさに時をかける少女ですね!

    いっけぇぇぇぇ!!

    2012/09/18 17:27:25

  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    ほうほう、成程。
    これでちょっと昔にタイムスリップするんだねwww

    2012/08/01 13:07:23

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