A
霞む衛星 富と名声を
不可思議混じりに集めて放った
奥へ遊説 唱え歓声の
轟く “ことなかれ” 主義の現実を
B
陰謀論 暴論の
答えはまだ出ないまま
知らないふりをして
「手を打て!」「足を鳴らせ!」と
誰かが喚いた黄昏に
瞬きしては飽きていく
S
登れ塔を、語れ憂を
一番星にお祈りを済ませろ
献上ましませ、興と狂の
境目はいつでも曖昧に濁され
あぁ、取り繕ったまま
衒え、衒え、そう
外面の終わりまで!
A
崇む新星 神と恒星が
夢幻だけ育てて叶えた
過去の嬌声 未来調整の
今この 引かれ合う 心傷の誉
B
箝口令 恒例の
指令がほら、飛び出した
「知らないふりをしろ」
守れない 約束などは
はしたないだけの戯れだ
虚飾と粗相の塊だ!
S
裁け王を、屠れ帝を
二の足踏んでは死んでしまうぞ、と
献上ましませ、さんざ蒔いて
刈り取られもしない種は腐っていく
まだ生きているのはなぜ?
走れ、走れ、もう
時間が足りやしない!
S’
睨め牢を、呪え錠を
三万回の景色さえ澱ませ
献上ましませ、願に頑に
いつまでもしがみつく無様な道化は
落ちては錆びていく死に損ない、は
S
外せ柵を、謗れ全を
四方山話の続きは忘れた
感情、飽和の、刹那、卒倒
劣等の恥辱に瞳孔は虜だ
あぁ、取り繕ったまま
さらば、さらば、そう
終焉は訪れた!
くずおれろ!
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