またこうして終わってくんだ
肩越しに伝わってくんだ
あなたそうして涙ぐんだ
ただどうしてか変わって詰んだ
見上げれば雪、雑踏は行き過ぎ
二人にも何か降り積もってゆき
帰るには時間がたちすぎた無為
原因探しゃ色々ありすぎ
のようで特にない原因
入るカフェ遠巻きに見る店員
言ってみりゃ時間重ね過ぎたのが敗因
最近、二人は内心
隣にいて当たり前
互いの変わり続ける部分、語り合えず
無言の溝いつから？かなり前
いつの間にかスレ違いばかりだね


降り積もった白銀、輝き
雑踏踏みしめ残りが路肩に
黒ずんだ雪見て思うまさに
二人は戻れないまっさらに



別れて半年、酔ってLINE
また抱かれて、あなたにとってはいいん？
また降り積もる白銀もって３日
やっぱダメだ、確認とって言った
どちらともなく「もう終わりにしよ？」
夜の窓、光る都会の色
もう絶ちきろう互いの昨日
持ってるはずだ二人も希望
LINE、IDせぇので消す、けど
いつの間にか繋がる性能です
スマホに流れ込むＳＮＳ
また傷舐め合うまるでSMです
二人の隔たり知るのに脆く
誰かいりゃ中身知るようにほどく
けどこれだけの人いるのに孤独
それ監視でもしてるように届く



降り積もった白銀、輝き
雑踏踏みしめ残りが路肩に
黒ずんだ雪見て思うまさに
二人は戻れないまっさらに



みんな言うんだ出会いがない
なら、ここで愚痴聞いてるの出会いじゃない？
なんてねそんな世代じゃない
小さな事、店員あんたの家来じゃない
「えらいじゃない」ベッドで言う
「そういうことなの」あなたね言う
理想と少しだけずれてる
そうしてるまに年取って顔崩れてく
「怖いのよここからまた知り合って、遠慮しあって、出し惜しみしあって、ゆっくりわかりあって、それで結局合わずに罵りあって、そんな失敗もうできないのよ、だから簡単には愛さないのよ、でも寂しいからわびしい、だから意味深じゃなく感じるわ厳しい」



降り積もった白銀、輝き
雑踏踏みしめ残りが路肩に
黒ずんだ雪見て思うまさに
二人は戻れないまっさらに


降り積もった白銀がまさに
雑踏踏みしめ残りが更に
溶けて流れてもう戻らない
何度降ってもここじゃ残らない