繰り返す糜爛と鋭利な網膜が
掬い上げた小さな興が
盲目を満たして仕舞うようだ
選択は傲慢と覚えた
乱雑な音が蔓延った儘
言葉も無く踊る阿呆が
右倣えで賛美を乞うからさ
天才的解の擬態を、今
溢れた総てが
あなたは
偽物と気付かないの?
狂気を衒え!
絶唱は惨憺を患って
散漫を拝(おろが)む愚かさに
溺れて苦しみ何時迄も泣いて
馬鹿馬鹿しくて見苦しいわ
轟く遠雷に散々な心臓へ
淡々と下賤に潜む劣等
廃都と化す嘗ての希望が
今も何処かで呻いて救えないわ
why done it ?
正解は貪欲な味蕾が
恬と思考を惑わすから
アルルカンの歩く桟橋を
自我の無い足取りで進め
呵々と詮無き遊楽に耽る倫道
淡い過去も奪い去って
絢爛すら、何れ年古りて朽ちて
記も憶も無く廃れて征く
啄んだ射幸は甘美な猛毒だ
烏滸がましく死んで仕舞えや
有り触れた終末が嫌ならば
止め処無き深淵で踊れ
見下す許りの歪な言葉は
正しさを孕んだ欺瞞だ
意味も何も求めて無いからさ
空洞の頭で歌える詩だけで満ちた儘に
囂しく響く日々で欠けた美しさよ
軈て知るだろう
名許りの価値と罪を
伽藍を謳え!
愛憎で礼賛を象って
閃光の彼方でまたひとつ
潰えた小さな幾重の命が
弱弱しくて笑えないわ
青天井、酷く奇怪な羨望へ
足るも知らず洒落(しゃらく)の振りして
誰彼望まない無様な命を
醜く憐れに生きて仕舞うからさ
ねぇ、其の杜撰な詩に込めた想いは何だ?
散文的な愛の詩
押し並(な)べた言葉で溢れた街で
感情は要らなかった
そう思えば楽だった
俯いて歩いた
不条理が見えないように
どうだい?
こんな世界の総てが
存外、良いと思えて仕舞うかい?
其の聲で教えてよ
誰かの言葉を借りて誤魔化さないでよ
心臓は尚も未だ脈打って
悲しい詩許りを歌って
美しく生きる事も出来ずに
ただただ泣いて仕舞ったんだ
総てを嗤え!
絶対も曖昧も無いこんな
世界で呼吸を繰り返して
あなたの残した言葉が今でも
馬鹿馬鹿しくて鬱陶しいわ
もう少しだけ世界が奇麗ならば
私の詩が美しければ
こんな言葉であなたを汚さずに
居られたなんて思って仕舞ったんだ
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