A1(6.8/6.4.4)(6.9/6.4.4)
花筏(はないかだ)は紫を交ぜて
爪弾いて 流せば 宵々(よいよい)

春告げ鳥 番(つがい)見付けられず
長々し世(よ) 渡れや 方々(ほうぼう)


B1(5.2.8/5.2.8)(3.4/10.9/5)
満ち満ちて 嗚呼 春の泡沫(うたかた)に
引き引き手 嗚呼 想いを染めよか

ゆらり ゆらりと
止まり木を求めても あなたはかなたへと
遠ざかる


S1(4.5.5/4.5.7)×2 (4.6/4.6/4.6.4.8)
夢ではたおやかな花盛り
触れれば指先に朱(しゅ)が灯(とも)るのに

現(うつつ)を映し出す水鏡(みずかがみ)
あなたにこの水面(みなも)乱されてます

わずかに黒を帯びて
朱色(しゅいろ)を紫へと
いつかの花筏は あなたへ届いていますか



A2(6.8/6.4.4)(6.9/7.4.4)
春が過ぎて 聞くは蝉時雨(せみしぐれ)
天の河を 結んで 綺羅々々(きらきら)

秋の錦(にしき) 雪化粧に眠り
眼(まなこ)開けば 春の音(ね) 來々(らいらい) 


B2(5.2.8/5.2.8)(3.4/10.9/5)
永遠に 嗚呼 添えられなくとも
一瞬(ひととき)を 嗚呼 想いて染めしか

廻(めぐり)り 廻れど
移ろいゆく季節に あなたが重なりて
色褪(あ)せる


S2(4.5.5/4.5.7)×2 (4.6/4.6/4.6.4.8)
彼方(かなた)と 書き暮らし 想うのは
彼方(あなた)のことばかり 九十九灯(つくもとも)して

在り日し 寒空(さむぞら)の 千切れ雲
焦がれて 百夜目の 契りいずこへ

当てなく指を折って
百歳(ももとせ)鎖編(くさりあ)んでく
いつかの花筏は あなたへ届いていますか


(4.6.4.9)×2
いつかの花筏は あなたへ届いていましたか
いつかの花筏は あなたへ届いていましたか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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花筏

彼方を想って 少しずつ黒く染まる花筏を流します
百夜想って いつしか 百年
いつかの花筏は あなたに届いていましたか

閲覧数:128

投稿日:2012/03/08 22:17:17

文字数:809文字

カテゴリ:歌詞

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