不確かな足取り
飲み込む湿っぽい風が
止むまでは どうかこの場所で
逃げ遅れたみたいに空を見る
最低と位置付けた
日々すら底 抜け落ちて
吹き返す呼吸に追いつけやしないと
言い聞かせてしまう
正常に 誠実に
為す術を奪って消えた
神様じゃ代わりにもならない
亡霊みたいに通り過ぎ去った面影
飛べない鳥は寄る辺なく眠る
もう何度だって 風に酔って
染まってしまったフリをした
あなたはどこに居ますか
空っぽを見兼ねた
紳士の虚像を夢見た
邪な希望も嘘もない
まっさらな幼子の成れ果て
不機嫌な口振りは
彼方に落ちて 粉々
繰り返すほど萎んでくプライド
いつしかの万華鏡
退化して 同化して
真似事になっていくんだ
嫌いなままのわたしでいいでしょ?
泣き止んだ夜に置き去りのバースデー
ご機嫌取りの上手な待ち人
妄想になって 色を無くして
塵となってしまうのなら
出会えなければいいな
答え合わせの度に全て忘れて
噛み合っちゃいない辻褄合わせで
絡まった秒針は じきに折れてしまうでしょう
引き返さぬように引き留めて
必然のように灰被りの輪廻は
途方もない空想に侵されて
鈍くなったつもりでいた
理想をずっと仰いでいた
引き裂いてしまえたなら
時間などきっと追い越した力で
報われないと悟ったって還らない
この無力も 祈った今日も
傷となって残ったまま
あの蜃気楼さえ追い越したその先で
飛び立てない記憶を重ねよう
◆ひらがな
※「〜は」→「〜[わ]」
【A】
ふたしかなあしどり
のみこむ しめっぽいかぜが
やむまで[わ] どうか このばしょで
にげおくれたみたいに そらをみる
さいていと いちづけた
ひびすら そこ ぬけおちて
ふきかえすこきゅうに おいつけやしないと
いいきかせてしまう
【B】
せいじょうに せいじつに
なすすべを うばってきえた
かみさまじゃ かわりにもならない
【S】
ぼうれいみたいに とおりすぎ さった
おもかげ
とべないとり[わ] よるべなく
ねむる
もうなんどだって かぜによって
そまってしまったふりをした
あなた[わ]どこにいますか
【A】
からっぽをみかねた
しんしの きょぞうをゆめみた
よこしまな きぼうも うそもない
まっさらな おさなごの なれはて
ふきげんな くちぶり[わ]
かなたにおちて こなごな
くりかえすほど しぼんでく ぷらいど
いつしかの まんげきょう
【B】
たいかして どうかして
まねごとに なっていくんだ
きらいなままの わたしでいいでしょ
【S】
なきやんだよるに おきざりの
ばーすでー
ごきげんとりの じょうずな
まちびと
もうそうになって いろをなくして
ちりとなってしまうのなら
であえなければ いいな
【C】
こたえあわせのたびに すべてわすれて
かみあっちゃいない つじつまあわせで
からまったびょうしん[わ]
じきにおれてしまうでしょう
ひきかえさぬように ひきとめて
【S】
ひつぜんのように はいかぶりの
りんね[わ]
とほうもない くうそうに
おかされて
にぶくなった つもりでいた
りそうをずっと あおいでいた
ひきさいてしまえたなら
じかんなどきっと おいこした
ちからで
むくわれないと さとったって
かえらない
このむりょくも いのったきょうも
きずとなって のこったまま
あのしんきろうさえ おいこした
そのさきで
とびたてない きおくを
かさねよう
【曲募集】落ち合えぬ軌道
コラボ機能停止前に何とかしたかった歌詞が全く進まず、そんな中副産物的に浮かんだフレーズをあれやこれやしてたら出来たやつ。
アニソン的なイメージで書いてたけど、なんかそうでもなくなった気がします。
動画化したいくらい個人的に気に入った歌詞なので、拾ってくれる方がいたらその辺も進めたい所存です。
◆
(コラボでお世話になった方、閉鎖前に一言残せなくてすみません。ピアプロから離れたとかではないので、何かあったらまたご連絡するかも。)
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