夏逝き / 初音ミク

或る夏の夕暮れ、蝉の聲が響く
三十六・五度の夏でした

宵混じる、憂、愁い、君の聲が響く
三十六度目の夏でした

今もまだ君の聲が頭の中で哭いている
あの日の言葉を教えてよ僕に
今もまだ君の体温、柔らかな指で触れた頬
部屋に残したまま

夜風が髪を揺らす 赤い瞳が見えた
覗き込んだ双眼は伽藍を映していた
鈴を転がしたようなあの綺麗な聲はもう
きっと聴けないな

知りたくなかったよな、人はあんなに泣ける事を
知りたくなかったよな、聲があんなに枯れる事を
知りたくなかったよな、僕があんなに愛された事
死にたくなかったよな

今もまだ僕はただ君の側で泣いている
あの日の涙に縛られたままで
君を覆うその痛みがいつまでも長く続くようにどうか

いつかきっと君は僕を思い出の様に語るだろう
隣にいる僕に気付かないままで
そうしたら僕は泡になってあの夏の隅に消えるだろう
君を残したまま

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【歌詞】夏逝き / 初音ミク

1番サビ、動画だと「泣いている」になっていますが
正しくは「哭いている」です。

10回見直したのに間違えていました。恥ずかしい。。

閲覧数:460

投稿日:2019/12/19 13:00:51

文字数:402文字

カテゴリ:歌詞

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