君の緩やかな心
囁く風のような、透き通る夢を見せる
少しずつ止んでいった
覗いた光が指す、空に鮮やかな虹が渡る

一滴ポタリとおちた

①雨上がりの街を、傘を持って歩くの
濡れたアスファルトのにおい感じながら
あの日、振り返る
記憶の僕らとすれ違いながら
街を見渡して歩いた

見えたのは滲んだ街並み
ゆらゆらと揺れる点の光
ポタポタと雫がおちた
波紋する、心の中

再び雨が降り始めた…



②水溜まりで水遊びして、はしゃいでいる子供たち
水しぶき広がって小さな虹が架かったよ
鮮やかな、色の中
幸せそうに笑う君、涙流した君が見えて
立ち止まり見上げた空

見つめる先は雲の間の空
ゆらゆらと光る夕日の光
ポタポタと雫がおちた
波紋する、心の中

再び雨が降り始めた…
…静かに流れる空間で、気づいたの…


雨はもう、随分前に止んでいたのに
降り止まない雨、それは、
僕の涙でした…


雨の降る日、何気なく側に近づいてくる
傘のなか、響く雫の音聞きながら
時間、流れてく
終わりを告げるように見つめながら
君は僕に寄り添った

見えたのは鏡に写る僕
ゆらゆらとたまる涙でボヤけて
ポタポタと流れ落ちる涙
波紋する、心の泉

人よりも短い時間を、精一杯に生きた君
旅立った夢の世界で、また歌い続ける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

雨の季節

別れの歌。
いつも側にいた存在が旅立っていく時。

閲覧数:32

投稿日:2012/07/02 01:25:25

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました