最期の微睡みの中で
僕は考えてみたよ
どうして僕は 幸せになれなかったのか

他人の幸せそうな笑顔を
見るのが辛かった
手を伸ばして求めてみても
ただ空振りするだけで

愛して欲しいの言葉をさ
何度も何度も叫んでみては
そのたびに独りで勝手に
傷ついて 涙流して
みんなに愛されなくてもさ
無償の愛をただひとつだけ
それだけで良かったんだよ
それだけで それだけで

最期の微睡みの中で
僕は思い出してた
触れたかったけど 触れられなかったもの

心配してくれる家族を
隣にいる友達を
人は一人じゃ生きていけない
だけどそんなものは

愛して欲しいの言葉をさ
何度も何度も叫んでみては
汚いもの見るようなその目が
痛くて 息ができなくて
世界一の幸せなんて
そんな大層なものなんかは
望んだりしなかったのに

世間一般で当たり前と
言われていることが僕にとっては
宝石なんかよりも価値ある
手に入れたいものだったんだ
笑うならば笑えばいい
不器用で何もできない心も黒く薄汚れた
僕を好きなだけ笑えばいい
おやすみそれじゃあさようなら
初めての約束の言葉
この世界に告げるとしよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

永眠数分前

おやすみなさいの前の話。

閲覧数:70

投稿日:2016/12/09 01:53:14

文字数:490文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました