苦しい。
叫べない。
動けない。
君と僕は同じなのに。
どうしてこう違うのだろう。
「それは、あなたの世界と彼女の世界は違うから。」
「また来たんだね。雪葉」
「暇だしね。」
「あなたにいいものを連れてきたの。」
「・・・・・」
「俺はリント。」
リントは僕に暗い笑みを見せた。
「向こうのリントをコピーしたの。じゃあね。リント、オイタはだめよ。」
「・・・・・・」
彼女は消えた。
前よりも色気が感じられる姿になった彼女はなぜここにいるのか。
それはどうでもいい。
「じゃあレン・・・・覚悟はいい?」
「・・・・・え?」
彼は僕を押し倒した。






暑い。
「リンちゃん、ここは、こう。」
「えーと・・・・・・こう?」
「そうそう、やればできるじゃない。」
「ありがとう」
「勉強終わったし、何かしようよ」
「じゃあアイスクリーム食べに行く!」
「いいよ~」
「やった~!」
「何食べるの?」
「う~ん・・・・ストロベリー!」
「ふふ、じゃあ私はチョコミント。」
「うん!じゃあいこ!」
レンカちゃんといると、何故か安心できる。
なんでだろう・・・・謎のオーラを感じる。
夢のなかで出てきたあのこそっくり。
まあいいや。
レンカとの時間を大切にしよう。

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眠れる少年と探す少女と黒い影

レン君が押し倒されたあと・・・・どうなったかわかるよね?

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投稿日:2012/04/18 16:50:13

文字数:530文字

カテゴリ:小説

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