壊れたままの腕時計(とけい)を手に ぼやけた視界を覗く
隙間から零れる その光が 何故だか眩しくて
鎖したままの思い出(きのう)を背に 砕けた心が疼く
静寂(しじま)から流れる その声(ことば)が 何故だか煩くて
忘れたい それでも痛みは走る 訴えるように
忘れたい それでも泪は落ちる 訴えるように
すれ違う 想いと現実が ボクを嗤う 錯覚
空に吊るされたあの糸を 手繰り寄せて
遠すぎる太陽まで 飛べるのだと信じた
いつか眺め合ったあの景色 色褪せていく
遠い日の 温もりが 消えていくのが 怖くて
誰もいない 一人きり そうして 泣いていた
途切れたままの軌跡を目に 解けた靴紐を編む
縫い目から伝わる その力が 何故だか重たくて
逸らしたままの思い出(きのう)を背に 解れた答えを探す
両目から溢れる その痛みが 何故だか優しくて
戻りたい 誰もが願いを馳せる 訴えるように
戻りたい 誰もが泪を落とす 訴えるように
行き違う 想いと現実に 見放される 妄想
天(そら)に示されたあの意図を 手繰り寄せて
遠すぎる太陽まで 飛べるのだと信じた
背中合わせ合ったあの日々が 色褪せていく
遠い日の 温もりも 消えていく ただ怖くて
「誰もいない、一人きり」 そう思い(して) 泣いていた
忘れない それでも泪は落ちる 訴えるように
戻れない 誰もが泪を落とす 訴えるように
生きていく 想いと現実が 混ざり合う 幻覚
空に吊るされたあの糸を 手繰り寄せて
遠すぎる太陽まで 飛べるのだと信じた
天(そら)に示されたあの意図に 踊らされて
遠すぎる太陽まで 飛べるのだと信じた
それでも
空を染め上げるあの彩(いろ)を 焼き付けて
遠い日の過ちさえ 超えていくと叫んだ
いつか語り合ったあの景色 色褪せていく
遠い日の 眩しさも 消えていく そう いつかは……
壊れていた腕時計(とけい)を手に ぼやけた視界を覗く
隙間から零れる その光が 何故だか 眩しくて
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