机の上の 古びたフレームの中で
佇む君はいつでも あの日と同じ笑顔のままで
カレンダーめくるそのたび 君が遠くへ
離れてしまう気がして 泣いてた夜もあった

あの時わたしを 包み込んだ雨が
今はわたしのそばにいる 他の誰かを包んでる

だけど 悲しくはないよ 君のそば行けるのなら
ひとりぼっちの真夜中に もう怯えることもないから

 「早すぎるだろ」って きっと呆れ顔で 君は言うのかな
 ねえ だけど少しだけ頑張った わたしのこと褒めてね
 お願い くしゃりと髪をなでて もう一度その手で

数え切れない 季節が過ぎていったけど
君はいつまで経っても 17歳の笑顔のままで
君の代わりに 紡いでいくはずだった
人生(ノート)のページ 途中で終わるけど許してね

君を一瞬で 奪い去った闇が
今はわたしのすぐそばに 音も立てずに寄り添うよ

だけど 怖いことないよ 君が待っているのなら
どんな痛みも乗り越えて そのひとときを待つよ


悲しくはないよ 君にまた逢えるのなら
あの頃のまま変わらない その微笑で抱きしめてね

 閉じた瞳の奥 何もない世界で 君を探すから
 ねえ ほんの少しだけ年上のわたしでも 見つけてね
 お願い 優しくキスをしてね

 ずっと愛してるから
 だからもう二度と 離さないでね
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Kiss Me, Hold Me -きっと君に、ずっと君と-

[2024/04/28一部修正]
豆大福さんの歌詞募集曲向け応募作でしたが、
https://piapro.jp/t/6X4t

選外となったため、通常の曲募集にシフトします。


 若くして想い人に先立たれ、
 それでも彼の分まで生きようと日々を頑張ってきたけれど、
 病に冒されて余命いくばくもなくなった女性が、
 「向こう岸」にいる彼にまた逢えるその時を想いながら、
 眼前に迫る「そのひととき」を受け入れようとする──


という、とんでもなく重たいラブソングです(´・ω・`)


で、実はこの歌詞の主人公の女性ですが、
拙作「キスすればよかったな」の主人公の女の子と同一人物、
という設定だったりします。
https://piapro.jp/t/1log

本作は、時系列的に言うと
「キスすればよかったな」のだいたい20年後ぐらい…になります。


[作成時の構成]
 Aメロ⇒Bメロ1⇒Bメロ2⇒サビ1
 Aメロ⇒Bメロ1⇒Bメロ2'
  間奏
 Bメロ2⇒サビ2


構成変更・加筆・修正については随時対応します。

# 元の応募作がピアノ1本のバラードだったので、
# 曲をつけていただけるなら、ピアノバラードだと嬉しいですw

閲覧数:307

投稿日:2024/04/28 00:49:32

文字数:558文字

カテゴリ:歌詞

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  • 豆大福

    豆大福

    ご意見・ご感想

    mak.kanz@waさん

    こんばんは、豆大福です。
    この度はご応募いただきどうもありがとうございます。
    歌詞募集を締め切った後ですが、どうしても感想をお伝えしたくてお邪魔しました。微妙なタイミングですみません。

    実は、会社で(!)昼休みに歌詞を読ませていただきました。食事そっちのけで携帯にかじりついて読みました。
    最後まで読んですべてのストーリーを把握したとき、リアルに涙がこぼれそうになって焦りました。
    なんでしょう、この圧倒的な切なさ。
    この詞の背景はたしかにとても重いですが、暗さや湿っぽさはなく、むしろ健気で可憐で、あくまで前向き。そこが余計に涙を誘いますね。
    この詞の世界観、とても大好きです。

    これから選考を始めるところですが、水曜か木曜あたりには結果を発表したいと思っていますので、今しばらくお待ちください。
    どうぞよろしくお願いします。

    2010/07/12 20:50:42

    • mak.kanz@wa

      mak.kanz@wa

      >>豆大福さん
      先ほど個人宛てメッセも送付しましたが、選考お疲れさまでした。
      曲の完成を楽しみにしています。

      で、こちらへの返信が遅くなって申し訳ありません。
      身に余るような感想をいただき、ありがとうございます。
      「世界観が好き」とまで言っていただけると、
      作詞した身としても非常に嬉しいです。

      先ほど投コメに追記しましたが、
      本作品は自分の過去作のアフターストーリー的な位置づけになります。
      もともとタイトルは手元にずっと持っており、
      詞の内容についての構想もあったのですが、
      今回の豆大福さんの曲を拝聴して「ピアノ1本のバラードならこれだ!」
      と思い、本作にとりかかることができました。

      そういう「創作のきっかけ」をもらえたという部分でも、
      豆大福さんには非常に感謝しています。ありがとうございます。

      また機会があれば、ぜひエントリーさせていただきたいと思いますので、
      その際はよろしくお願いします。


      # 実は今回、この詞のストーリーの説明を省こうかとも考えていました。
      # が、よく考えたら、ストーリーを説明しておかないと、
      # この主人公の女性が死んでしまう理由が、
      # 病気ではなく「後追い」だと思われてしまうのではないかと心配になり、
      # 概略ではありますが説明を記載した次第ですw

      2010/07/16 01:54:05

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