わたしが目にした全部と
わたしが耳にした全部
いつの間にかわたしの一部に成って
それだけがアイデンティティだった

好きになったもの全部
好きだって言いたいのは
誤った感性だって気付かされた

人波に呑まれたまま
息を殺してさ、
ずっとここに居よう
そしたら正しいわたしでいられる
なら、
唯、指差されずにやり過ごせるなら
わたしに気付かないで声を潜めてるから

互換性が無かったんだ。
わたしは わたしは わたしが
わたしじゃなくなってくのが
分かったんだ。

間違ってんだ
わたしは わたしは わたしを
隠したままでいるから
誰にも見つけられないように。

教えてくれなかったこと
ばっかり必要になんだ
あなたはあなたのままでいいよ。
はあ!?それがこの結果なんだってんだ!

ずっと泣いて足掻いて守って削って
いつかっきっと
分かってくれって願っていたって
駄目だったって
いっそぶちまけたいよ楽になれるなら

互換性が無かったんだ。
わたしは わたしは わたしが
わたしじゃなくなってくのが
分かったんだ。

間違ってんだ
わたしは わたしは わたしを
騙したままでいるから
決してばれないよう

「自分らしさってなんだっけ?」で
がんじがらめになって
もう動けない
何にも成れないわたしがわたしでしかなかった

見せたくないものだって
だいじだらけでいいよ。
あなただけ知ってればいいよ。
正しさに呑まれないで。

模範的であろうとした
わたしは わたしは わたしが
わたしじゃなくなってくのが
分かったんだ

間違ってても
わたしの わたしの わたしを
つくった全部の好きを笑わないでいて!

互換性が無かったんだ。
わたしは わたしは わたしが
わたしじゃなくなってくのが
分かったんだ。

でもわたしだけは
それでも それでも あなたが
隠してた好きを見つけて
いつまでもずっと此処にいるから。

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  • 非営利目的に限ります
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誤感性

閲覧数:1,312

投稿日:2021/03/27 18:07:00

文字数:805文字

カテゴリ:歌詞

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