ある休日の朝
カーテン開いて
外を眺めれば
赤色の雨が――

「嘘だろ」



目を擦っても
部屋の隅にいても
変化無しの空模様
テレビを付けて
データ放送除き込めば
『休日列島爽快快晴』

頭がどうとか
目がなんだとかは
少しも無いようで
確認、意地っ張りにも
青い傘を頼りに
外へ飛び込む


街通り とおり その通り
変哲 にぎわい 人通り
赤い雨は黙りこくって
通りを赤く染めていく

白い雲に紅さしを
青い傘は紫へ

その先 咲いた 目の前に
変人 変わった 君がいる
青いレインコートに
包まれ呟く
「だからそうでしょ?」



ほっつき歩いても
話し合ったとしても
変化無しの現在地
レインコートも
今ではもうほら紫色に
『雨雲三々奇想天外』

道路には赤い川
アスファルトも赤だらけ
変わり無い風景は
雨に埋もれて沈んでく

赤くなった靴が伝える
何かを呑み込み
「せめてお前だけは」
と青いハンカチ手渡した


街通り とおり その通り
変哲 にぎわい 人通り
赤い雨はまだまだ止まらない
人の姿も消していく

白い花に紅さしを
青い心は紫へ

すぐそば たたずむ 黙り込む
少し 変わった 君がいる
紫レインコートに
包まれて呟く
「先は遠いでしょ?」



夕闇迫る日の光に紛れて
赤い雨も止まないかな

「止まないでしょうに」
と呟く君の姿が
何かに見えたようで



その通り とおり 思考通り
試行錯誤の次工程
回答だらけの雰囲気に
何故?目線をずらしそう

レインコートが
赤に埋もれて
見えなくなる前に

間違い探しに戸惑って
仰ぎ見た景色を伝えれば
何かも変わる
何かが解る

あの子にそっと耳打ちを



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色彩的マイノリティー

今日の天気が雨なので。

閲覧数:65

投稿日:2013/05/19 22:09:01

文字数:722文字

カテゴリ:歌詞

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