過ぎ去りし日々を数え 笑顔の数を覚えた
不確かな頼りなさの在り処を探し流離った

無情に逝く時は 私の心を置き去りに
踏み込んだ夢と現 交われずに

今はまだ 変われない
今はまだ 動けない
今はまだ 感じていたい
身を尽くし 後先を その行き先を
ああ

寿いだ明日を数え 祈りの跡を掬った
曖昧な繋がりの呼び名を求め彷徨った

世情に浮く華は 私の心を依代に
咲き散った恋と誠 誇ることなく

声をまだ 抱いている
指をまだ 覚えている
瞳まだ 褪せることない
澪標 もう少し 留めておいで
ああ

義に生きれど 宛をなくして
楕円を描く術さえ今は虚
青が赤に廻り 白は玄に様を変え
匂い起こせよ いつか会えたら

今はまだ 変わらない
今はまだ 動かない
今はまだ 感じていたい
身を尽くし 夢跡を その行き先を
日々をまだ 抱いている
明日をまだ 覚えている
今もまだ 褪せることない
澪標 もう少し 留めておいで
ああ


以下平仮名ver.

(A)
すぎさりしひびをかぞえ えがおのかずをおぼえ
ふたしかなたよりなさのありかをさがしさすらった

(B)
むじょうにゆくときは わたしのこころをおきざりに
ふみこんだゆめとうつつ まじわれずに

(サビ)
いまはまだ かわれない
いまはまだ うごけない
いまはまだ かんじていたい
みをつくし あとさきを そのゆきさきを
ああ

(A)
ことほいだあすをかぞえ いのりのあとをすくった
あいまいなつながりのよびなをもとめさまよった

(B)
せじょうにうくはなは わたしのこころをよりしろに
さきちったこいとまこと ほこることなく

(サビ)
こえをまだ だいている
ゆびをまだ おぼえて(い)る
ひとみまだ あせることない
みおつくし もうすこし とどめておいで
ああ

(C)
ぎにいきれど あてをなくして
だえんをえがくすべさえいまはうつろ
あおがあかにめぐり しろはくろにさまをかえ
においおこせよ いつかあえたら

(サビ)
いまはまだ かわらない
いまはまだ うごかない
いまはまだ かんじていたい
みをつくし ゆめあとを そのゆきさきを
ひびをまだ だいている
あすをまだ おぼえている
いまもまだ あせることない
みおつくし もうすこし とどめておいで
ああ