愚者って愚処って鳴った
心臓バロメーター握って
近くて遠い明日に依り添う
「トロイメライトオイミライ」
今の僕には傷く滲みて苦る
汗も血も涙も難渋年ぶりに
薄暗い部屋で流したことだろう
何度も何度も反芻試行したって
エラー病状と提示されるだけで…



毒粋って愚刺って鳴った
心情バロメーター棄てて
今日も独個体で生存してる
迷って他愛群れてしまった
歪んだ眼に施錠を掛ける音
不覚にも温かい鼓動が走る
でも一瞬にして消え失せた


何回も何回も人生のタスク画面
広げて答えを探そうとしたけど
そう安易に転がってはいなくて…



「一体何がしたくて生きているの？」
眩しかった過去の僕にふと問いかけた
毛彌毛彌した気持ちなんてもういいや



頭器って頭器って泣いて
降螺って降螺って廻って
全部全部酩酊のせいなんだ
言い切って終えたら楽なのに…


不和って不和って散って
愚羅って愚羅って揺れて
きっときっとこれは梦だよ
植え付けて終えたら楽なのに…


読み方

依(よ)り添(そ)う

傷(いた)く

滲(し)みて

苦(く)る


愚処(ぐしょ)

難渋(なんじゅう)

反芻(はんすう)

毒粋(ぶす)って

愚刺(ぐさ)って

眼(あい)

毛彌(もや)

頭器(ずき)って

降螺(ふら)って

終(しま)えたら

梦(ゆめ)