A
まつりばやしはいない
いっぽんざくらのおか
おさなごはたたずんで
いんねんのさとがえり

B
くだけたこいもいのちも
いつかはめぐりめぐる　りんね

S
ことしも　ちょうまんかい
さくらにねむるきおくは　みたまをおぼえてる

A２
さくらんぼをそだてて
そめこでいしょうよごす
べにいとがくろずんで
かこせいがこだまする

B２
てんせいおりるきせきは
やがてさくらのしたで　おうせ

S２
ふぶいて　しゅくほうだん
はなびらよそうふたりへ　でんせつまいります

C
おうげんきょう　さきつづけてく
あくえんはかにうえ　まんかいあい


A
祭囃子はいない
一本桜の丘
少女(おさなご)は佇んで
因縁の里帰り

B
砕けた恋も命も
いつかは巡り巡る　輪廻

S
今年も超満開
桜に眠る記憶は御霊を憶えてる

A２
さくらんぼを育てて
染粉で衣装汚す
紅糸が黒ずんで
過去世が木霊する

B２
転生降りる奇跡は
やがて桜の下で　逢瀬

S２
吹桜いて　祝砲弾
花弁装う二人へ　伝説参ります

C
桜源郷　咲き続けてく
悪縁墓に植え　満開愛