【咲耶　知流　富士ノ山】

Ａ

人に天から憑依して
長閑　地上へ降りて行く

久し振り見上げる富士
萌芽　囀り行きましょう

Ｂ

桜　麗らかに時は経つ
咲いて散る　それまでに

風が吹き春の陽射し浴び
変わる時代も　この匂い

Ｓ

桜　咲くよ　淡い桃色
樹木　触れて夢の中

桜　咲くよ　天の恵み
皆も零す笑み

Ａ

いつも登山者　憑依して
違う春興　感じてる

緩やかな軽暖でも
自然　壊され続けてる

Ｂ

学ぶ憑依者の目線から
眺めてる残雪を

登山者の心　触れたなら
変わらないもの　天　高く

Ｓ

桜　舞うよ　天に儚く
登り下りて違う日々

桜　舞うよ　想い重ね
遥か昔から

Ｓ

桜　散るよ　記憶　切なく
これが最後　憑依して

いつも同じ時期に来てる
あなた　だから　また

Ｓ

桜　散るよ　名残　花びら
胸に告げる別れ際

桜　消えて　季節巡り
樹木　聳え立つ



＜詳細ひらがな仕様＞


【さくや　ちる　ふじのやま】

Ａ
（３＋４＋３＋２
　３＋４＋３＋２
　３＋２＋４＋２
　３＋４＋３＋２　＝　４７文字）

ひとに　てんから　ひょうい　して
のどか　ちじょうへ　おりて　いく　

ひさし　ぶり　みあげる　ふじ
ほうが　さえずり　いきま　しょう

Ｂ
（３＋３＋２＋３＋２
　３＋２＋２＋３
　３＋２＋３＋３＋２
　３＋４＋２＋３　　　＝　４８文字）

さくら　うらら　かに　ときは　たつ
さいて　ちる　それ　までに

かぜが　ふき　はるの　ひざし　あび
かわる　じだいも　この　におい

Ｓ
（３＋３＋３＋４
　３＋３＋３＋２
　３＋３＋３＋３
　３＋３＋２　　　＝　４４文字）

さくら　さくよ　あわい　ももいろ
じゅもく　ふれて　ゆめの　なか

さくら　さくよ　てんの　めぐみ
みなも　こぼす　えみ

Ａ
（３＋４＋３＋２
　３＋４＋３＋２
　３＋２＋４＋２
　３＋４＋３＋２　＝　４７文字）

いつも　とざんしゃ　ひょうい　して
ちがう　しゅんきょう　かんじ　てる

ゆるや　かな　けいだん　でも
しぜん　こわされ　つづけ　てる

Ｂ
（３＋３＋２＋３＋２
　３＋２＋２＋３
　３＋２＋３＋３＋２
　３＋４＋２＋３　　　＝　４８文字）

まなぶ　ひょうい　しゃの　めせん　から
ながめ　てる　ざん　せつを

とざん　しゃの　こころ　ふれた　なら
かわら　ないもの　てん　たかく

Ｓ
（３＋３＋３＋４
　３＋３＋３＋２
　３＋３＋３＋３
　３＋３＋２　　　＝　４４文字）

さくら　まうよ　てんに　はかなく
のぼり　おりて　ちがう　ひび

さくら　まうよ　おもい　かさね
はるか　むかし　から

Ｓ
（３＋３＋３＋４
　３＋３＋３＋２
　３＋３＋３＋３
　３＋３＋２　　　＝　４４文字）

さくら　ちるよ　きおく　せつなく
これが　さいご　ひょうい　して

いつも　おなじ　じきに　きてる
あなた　だから　また

Ｓ
（３＋３＋３＋４
　３＋３＋３＋２
　３＋３＋３＋３
　３＋３＋２　　　＝　４４文字）

さくら　ちるよ　なごり　はなびら
むねに　つげる　わかれ　ぎわ

さくら　きえて　きせつ　めぐり
じゅもく　そびえ　たつ