背徳の楽園 -Eden of Darkness-


街の灯かりが落ち
どこからか鐘が響く
塞いだ耳元で
闇が音を紡ぐ

探し続けていた
捨てられた街の記憶
誰かが口ずさむ
名もなき風の詩

逃げ出した魂が
辿り着く　そこは理想郷〈ユートピア〉
いつか巡り逢う
誰かへと　続く道標

閉ざされた扉は
私の罪の証
神のいない世界で歌う聖母〈マリア〉
楽園〈エデン〉の夢に抱かれ
ワルツを踊りましょう
揺らめく星明かりが
薄れるまで



静かに眠る街
路地裏にうごめく影
もつれた足元に
風が戒め呼ぶ

誰か置き忘れた
作られた　愛の記憶
ずっと割られたままの
罪を映す鏡

色褪せた魂が
交差する　ここは理想郷
いつか巡り逢う
貴方へと　続く道標

閉ざされた心を
こじ開けたその鍵は
壊れていく世界のためのアリア
楽園の夢に抱かれ
ワルツを踊りましょう
窓辺の月明かりが
傾くまで



欠けた魂が
歌うのは　消えた理想郷
けして届かない
知恵の実を　求め続けてた

失われた鍵を
手に入れたのは貴方
凍りついた心を溶かす涙
アダムとイブのように
二人で踊りましょう
禁断の実を捨てて
壊れるまで

開かれた扉は
二人の罪の証
終わりのない世界で祈る救世主〈メシア〉
楽園の夢に抱かれ
ワルツを踊りましょう
無音の闇を抜けて
目覚めるまで



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[A1-1]
まちのあかりがおち
どこからか　かねがひびく
ふさいだみみもとで
やみが　おとをつむぐ

[A1-2]
さがしつづけていた
すてられた　まちのきおく
だれかがくちずさむ
なもなき　かぜのうた

[B1-1]
にげだした　たましいが
たどりつく　そこはユートピア

[B1-2]
いつか　めぐりあう
だれかへと　つづくみちしるべ

[S1-1]
とざされたとびらは
わたしのつみのあかし
かみのいないせかいで　うたうマリア

[S1-2]
エデンのゆめにだかれ
ワルツをおどりましょ（う）
ゆらめくほしあかりが
うすれるまで


＜間奏＞


[A2-1]
しずかにねむるまち
ろじうらに　うごめくかげ
もつれたあしもとに
かぜが　いましめよぶ

[A2-2]
だれかおきわすれた
つくられた　あいのきおく
ずっとわられたままの
つみを うつすかがみ

[B2-1]
いろあせた　たましいが
こうさする　ここはユートピア

[B2-2]
いつか　めぐりあう
あなたへと　つづくみちしるべ

[S2-1]
とざされたこころを
こじあけた　そのかぎは
こわれてゆくせかいの ためのアリア

[S2-2]
エデンのゆめにだかれ
ワルツをおどりましょ（う）
まどべのつきあかりが
かたむくまで


＜間奏＞


[B3-1]
かけた　たましいが
うたうのは　きえたユートピア

[B3-2]
けして　とどかない
ちえのみを　もとめつづけてた

[S3-1]
うしなわれたかぎを
てにいれたのはあなた
こおりついたこころを とかすなみだ

[S3-2]
アダムとイブのよ（う）に
ふたりでおどりましょ（う）
きんだんのみをすてて
こわれるまで

[S4-1]
ひらかれたとびらは
ふたりのつみのあかし
おわりのないせかいで いのるメシア

[S4-2]
エデンのゆめにだかれ
ワルツをおどりましょ（う）
むおんのやみをぬけて
めざめるまで