A
表裏一体の現状
走馬灯みたいに廻っては
生きていることに不信任案
もう戻れないと笑う老人
遺体の横で喜ぶ他人と
通夜帰り 線香の匂い
火葬場と工場の煙
全て擲った後の煙

B
墓石みたいに伸びたエゴと
二人三脚で向かうのは地獄だ

サビ
嘯いた詩 割れてしまう声
願った希望 壊れた歌
頷いた嘘に鮮明さを遺して
未だ存命

D
まざまざと思い出したのは誰の声か
孤独だとか絶望だとか 結局は自分に対する言い訳か
なにもかも失くしたと思えるような浅ましい人間だ
ごめんなさい。って言ってりゃ世話ねえか
最低な僕は最低なりに生きていく
だから僕が生きる今日はきっと素晴らしいと
嘘でもいいから言わせてくれよ

サビ
嘯いた詩 割れてしまう声
願った希望 壊れた歌
傾いた嘘に鮮明さを遺して
未だ存命





ひょうりいったいのげんじょう
そうまとうみたいにまわっては
いきていることにふしんにんあん
もうもどれないとわらうろうじん
いたいのよこでよろこぶひとと
つやがえりとせんこうのにおい
かそうばとこうじょうのけむり
すべてなげうったあとのけむり

ぼせきみたいにのびたえごと
ににんさんきゃくでむかうのはじごくだ

うそぶいたうた われてしまうこえ
ねがったきぼう こわれたうた
うなずいたうそにせんめいさをのこして
いまだぞんめい

まざまざとおもいだしたのはだれのこえか
こどくだとかぜつぼうだとか
けっきょくはじぶんにたいするいいわけか
なにもかもなくしたとおもえるようなあさましいにんげんだ
ごめんなさいっていってりゃせわねえか
さいていなぼくはさいていなりにいきていく
だからぼくがいきるきょうはきっとすばらしいと
うそでもいいからいわせてくれよ

うそぶいたうた われてしまうこえ
ねがったきぼう こわれたうた
かたむいたうそにせんめいさをのこして
いまだぞんめい