僕の身体に降り頻(しき)れ
冷たい雨の雫よ
心を壊す程に 打ち付けろ
非情な程に強く
何も残すな
何も……
土砂降りの中 折れた傘ぶら下げ
剥げ堕ち流れ去っていく 昨日を眺める
手を伸ばしても 届かない無力さ
目の前のものを 救えない歯痒さ
見ている事しか出来ない感情を
一体何処にぶつければいい?
もし此処が全てならば 明日など来なくていいよ
薄笑い揺れる水面(みなも)に 拳を叩きつけろ
気を紛らわせるように
立ち止まり無明を仰ぐ
痛いほど注ぐ雨の 刺すような冷たさが
身体にも心にも 沁みて痛いよ
聞こえて来るのは 小綺麗な言葉ばかり
何が嘘で何が真実? 理解はいつも外側
心刻まれた 疑心暗鬼
癒える事の無い 深い傷痕
抑え積もったこの感情を
一体何処に吐き出せばいい?
もし此処が終わりならば 全て投げ出し消え去りたい
小さな亀裂に流れる 感情の行方は何処だろう?
悲しみに暮れる明日も
不条理でも秒針は刻む
必死に救いを 求めて手を伸ばしても
縋れる居場所は 何処にも無い
ああ 滲み出る感情の雨が
降り注いで僕を濡らす
視界が歪んで 何も見えないよ
明るい未来(あした)が 見えないよ……
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