北の空には　星が瞬いて
わたしの足元を照らしてゆくけど

そこには今まで　踏みつぶしてきた
骸と　ガラクタで　埋まってる

やりたいように　やってただけ
そしたら悪党って　呼ばれていただけ

無邪気に誰もが　自分の物差しで
測るから困るね

見てる世界が　違うのさ　知ってる？
生きた経験も　瞳も　別だから

所詮この世は　遊ぶためにあって
泥を投げられても　どうでもいいさ

空の高さひとつも
わからないのに　歩く


聞いてもいいかな　倫理だなんだと
誰もが声高に　説教するけど

命の重さも価値も違うのに
どうしてわかりあえるというの

だってさ　最期は　一緒でしょう
骨が残っても　土に還るだけ

せいせいしたとか　言われるならさ
悪役冥利に尽きるでしょう


最後に振り下ろす　刀だけが正義
生きた経験も　瞳も　邪魔だから

所詮この世は　瞬きで終わる
それなら　面白く生きていくだけ

人の尊さひとつも
わからないのに　歩く


たとえ　命乞いされていても
たとえ　人質をとられていたって
たとえ　人質をとられていたって
たとえ　この身が終わるときも
自分の美学が一番だよ


神は死んだ　と君らは言うが
ほんとは誰もが　救いを求めてる

免罪符なんて　いらない　きっと
自分で赦しを　与えるだけさ


誰かのために　生きるなんて　死んでる
最後は　誰だって　ひとりでしかない

所詮この世は　きれいな場所じゃない
血も　しがらみも　関係ないさ

誰も行かない　道で迷って
足元すら　見えなくなるけど

暗い場所にも　星はあって
ただ光る

見てる世界が　違うのさ　知ってる
生きた経験も　瞳も　別だから

所詮この世は　遊ぶためにあって
それ以外なんて　おまけみたいだ

空の高さひとつも
わからないのに　歩く