「って、今度の新曲の名前ですか？」
椅子に座って、今俺の中で流行りの某大福アイス（限定品）を食べているとマスターに次の曲に対する思いを長々と聞かされかけている斬ですみなさんこんばんは。

「そ。うわ、斬それ美味そう。一個ちょーだい!」

やる とは言ってないのに食ったよこの仮マスター!!!
そ。仮マスター。今 マスター留守だから たまたま居たこの人の って長くなるからやめた。
「というかなんで、遠いのに近いわけ？」
「なんつーか、あれだよ。家とかは近いけど、気持ちは近いみたいな。」
「友達以上恋人未満みたいな関係？」
「良い例え持ってやがるこのやろー!!」

ひとまとめでいったらそれに近いらしい。けど違うんだって。


「友達以上恋人未満は、踏み入ろうと思ったら出来そうなんだけど、これは出来ないんだよ。」
「なんで？」
「この距離に満足してるから」「じゃあ、良いじゃない。友達以上恋人未満だって満足してるかもよ？」

そう言うと、 だーっ!!!と奇声を発しながら頭をがじがじと掻いた。
「もう、黙って聞いてろ!確かにお前が正しいさ!俺が言いたいのはだな、友情なの、友情!お前ら三人みたいな!んで…」

その後もいっぱい聞かされて耳が痛い。僕には余り分かんなかった。悪亜なら分かったのかな…。でも 仮歌詞は嫌いじゃないな。


「遠い君は僕を見つめて近い君は僕を好いてくれる。心バロメーター左右にゆらゆら。」

どこが、恋の歌じゃないんだ
「でも、好きなんだよね」
そう笑って、アイスのパックを開けた。