目の前に きみの手と手があった
その手はまっすぐに伸びてきて
僕の頬を 柔らかく包んだ
とても優しい 夢をみた
きみが笑う 夢だった
きみが見るものすべてが 優しいものだったらいいと
自分勝手な願いを折ったり
だから 僕も 優しくなりたいと
自己満足に 努力をしてみたり
僕がきみに 優しい世界をあげたいんだと
子供のように 必死になった
とても優しい 夢をみていた
きみが笑う 夢だった
一緒に見た夕日を覚えてる
沈んでいく太陽の赤
きみが僕に教えてくれたこと
世界はこんなにも鮮やかで
涙が出るほど綺麗なもので
きみが生きる世界はこんなにも美しい
とても優しい 夢をみる
きみが笑う 願望(ゆめ)だった
世界はこんなにも美しいのだと
知らなかった僕に きみが現実(ほんとう)を教えた
残酷なほどに変わらないものだ
もしもきみがいなくなったとしても
世界はきっと美しい
たとえ忘れてしまっても 世界は相変わらず綺麗なままだ
きみが僕に笑う
とても優しい夢をみてる
I love your world.
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