「褒めたら自分もハッピー」 それなんておとぎ話
当たり前じゃないんだって

丹精込めた褒め言葉って プライド蝕む毒だって
放つなら心の準備しといて

一面青い芝生だらけ ブルーライト照りつけて
直視なんてできっこない 逃げるように 重箱の隅に釘付け
いつしか石は裏返り 心黒く塗り替わり
背中押す言葉の何一つ 引き出せずにいる

他人を褒めて何になる? 楽になる? 報われる?
否、いずれは腐って土に還るだけ。

他人を褒めて満足かい? 内側に問いてみて
「否、これじゃ収まらない」って疼いてる

やり場に困った不燃物 ミュートして応急処置
膨れ上がるばかり 罵倒雑言はブロックを飛び越して
掻き集め紡いで放った 言葉の意味なんてどうでも良くて
その先が見たいだけ リプライが欲しいだけ

他人を貶して何になる? 楽になる? 憂さ晴れる?
否、いずれは腐って土に還るだけ。

返ってこないね 欲しかった言葉は
喉も脳みそも枯れ果てちゃって 惨めだね

願っても疲れるなら 幸せ乞食は辞めちまえ
待っても来ないんだし 自分から行ってやれ
果てしない獣道 刻んだ足跡の先で
掴んだ幸せ 独り占めできる幸せ

「生きてるだけで偉いね」
「失敗だって仕方ないね」
心穏やかな気分

自分に向けて歌おう 賛美歌を口ずさもう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

HNLC0006「幸せ乞食の賛美惨歌」

閲覧数:182

投稿日:2022/09/16 00:27:49

文字数:556文字

カテゴリ:歌詞

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