1


部屋の隅っこ
扉があった
開けた中には知らない
アルバムがあった

初めはただの好奇心
中には海が広がった
なにもいないただの青
透明なくらげがヒトリキリ

頬に冷たい水流れ
自分の知らない感情が出てきた
自分の知らない懐かしさが出てきた
自分の口から言葉がこぼれた

な ん で ?

くらげが一人で漂うアルバム
何枚見てもただの青
浅い薄い
透き通る水


水でいきるくらげ
水といきるクラゲ
くらげは漢字で海月と書くの
海に沈む月なんだ


2

真っ暗な空間
弱い月の光(こう)
透明な自分に反射して

薄く覗いた僕の姿に
月はこう問いかけた
「一人で漂う
君はいつも一人で
どうして?」

柔らかい光を海に与えて
流れる水はそれを飲む
いつかは自分もあの場所へ
あの孤独で美しい

あの月に


(間奏)


水でいきるくらげ
水といきるクラゲ
くらげは漢字で海月と書くの
海に沈む月なんだ

水といきるくらげ
水でいきるクラゲ
消えない月
死なない月

これは君の記憶
部屋の隅
水槽の中
一人漂うひとつのくらげ

淡く光を放ち
水に漂うその姿

これは君の記憶
あぁ君は海にいたのか
あぁ君は…


月になれたんだ





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

死なない月

よく分からなくなった。くらげをテーマにしたかった

閲覧数:106

投稿日:2012/12/16 19:38:53

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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