一人で歩き出した
妖しく光る空の下で
ヌルい風に吹かれながら
無口な街をさまよった

いつまでも離れない
世界が消えてしまっても
そんな幼い願いはあの日の嵐に流された

その瞳は探し続けるヌカルミにつまづきながら
そこにはもう何もないのに

WICKED STORM
打ち付けてた雨も
STICK INTO HEART
ノイズに埋もれた声も
WICKED STORM
すべて嘘のように静まる癒えない傷だけを残して

十字路にさしかかる頃
湿った匂いが鼻を突き
降り出した大粒の雨
雫が頬を伝い落ちる

輝いてたユメの日々は
ガラスのように砕け散り
痛みを知らぬハートに突き立つ

WICKED STORM
打ち付けていた雨が
STICK INTO HEART
癒えない傷にしみる
WICKED STORM
すべて失った僕から
次は何を奪うのだろう

探してたユメのカケラは
手のひらの上で消える
あざ笑うように嵐は踊る

WICKED STORM
光の消えた瞳は
STICK INTO HEART
灰色の空に叫ぶ
WICKED STORM
幻を求め今夜も
亡霊は街をさまよい歩く