閉じていた瞼に映したから
夢は夢のままでいられるでしょう
指に刺した薔薇の棘は
流れる血の色を値踏みして

醒めぬ現を始めて
モノクロで世界を閉じた
渇望 衝動 自傷 理性の隙間に警告
“Living in dream and dying in reality, are you ready to be NOTHING?”
…あぁこれじゃ私みたいね

攫われていたいの
誘われて堕ちたいの
黒く染まって血塗れて闇に呑まれてく

白馬よ駆けてきて
助けて騎士様
悲劇のヒロインは今ここに

それから（それから？）
このまま（どこまで？）
私は乱れていきますように

戻れなくなるの
（戻りたくないの）
まだ狂わないから醒めないでいて

枯れた薔薇は棘が痛いだけ
冷めた香りに犯される脳

誘惑のアイシャドウ
サイコキラーの香り
カオス異常 詮索 暴動 理性のドグマを超越
「現在全テヲりせっとスルマデ視界ヲ蜘蛛ガ覆ウデショウ」
求めたのは全てだけ？

まだ夢見てたいの
迷っていたいの
このまま終わらないで虚無に溺れてく

白馬はまだなの？
見つけて騎士様
ハッピーエンドじゃなくてもいいから

これから（今から）
どこまで（ここまで）
正気でいられるのか知ってたら

戻れないように
（戻れなくなって）
光の扉に鍵をかけておいて

閉じていた瞼は開く前に
夢が夢だったと知るのでしょう
胸を刺した声の剣は
確かに心貫いたのに

醒める現を呼んで
零した色は腐った
欲望 消毒 勘定 非情な貴方に宣告
“Living in dream and dying in reality, this entrance is NOTHING"
…初めから分かってたの

攫われていたいの
誘われて堕ちたいの
黒く染まって血塗れて闇に呑まれてく

白馬は駆けてきて
手を取った騎士様
喜劇の妄想も消えてゆく

それから（それから？）
このまま（どこまで？）
私は嘘をまた始めて

また出逢う夢は
（また出逢う嘘は）
ずっと奥の奥の奥で待ってて

I'm dreaming...
確かな嘘を
I'm freaking...
気付かれないように
I'm reeling...
確かな嘘に
I'm leaving...
染まりきる前に