「今日は雨が酷いね」って
僕に誰も言ってくれない
辛いこと 分かち合いたい
自分が楽になるためだけれど

「傘を忘れた」って困っている僕に
折り畳み傘をかしてくれる
悪天候のヒーロー
そういう人が来てほしいな

土砂降りの雨の中
傘譲り合って アホみたいに笑って
二人で一緒に走ろうよ
なんて誰にも言えないけれど

雨に濡れて見えにくいけれど
誰かが君を求めているから
そんな時 傘を貸して


たとえ空が晴れていても
どこかに影は生まれてしまう
囚われているあの子のことを
見えなかったことにしないで

困った時はお互い様でも
誰にも縋れない孤独は
伸ばされた一人の手で
打ち砕くことができるから

降りしきる雨の中
靴を濡らし 涙拭って
水たまりの中を踏み出そうよ
そう思える人がいてほしいな

誰も気づいてくれないけれど
誰かが誰かを求めているから
そんな時に 傘を貸して


雨には傘を 孤独には手を
ただ一つだけ貸してくれれば
それがきっと救いになるから

晴れ女になれなくても
雨男にしかなれなくても
ただ誰かと笑っていたい

降り注ぐ涙の雨
言葉紡ぎ 泣いて笑って
二人で一緒に歩こうよ
なんて 誰か言ってくれないか

誰か気づいてくれたのなら
陽の光が雲を掻き消す
それまでの間
少しだけ 傘を貸して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

傘を貸して

傘を忘れた、孤独な雨の日を綴った言葉です。

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投稿日:2024/11/02 11:15:13

文字数:558文字

カテゴリ:歌詞

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