「少しも寒くない」と息を白く染め上げ
ただ雪の降る日の 放課後を二人で歩く
強がりで意地悪でも君が好きで
視線の落ちるその度
いつもこんな側にいるのに
信じられない。そんなバカで。
私の中でゆっくり溶けていく
君の温度と初めてのキス
君と私のすれ違う距離感
こんな気持ちを噛み砕いて
君に手を振ってる
ため息が降る積もる そんな朝を蹴り飛ばす
まだ君とする事 電柱にぶら下がってる
「いつまでもこんな風にいれないかな」
かすれた声が聞こえて
いつでも私は側にいるよ
なんて言えない。今日もバカ。
廊下の風とチャイムが絡まって
君の匂いを教えてくれる
追いかけたなら君に会えるのかな?
そんな高鳴る心臓から
何かが溢れ出した
私の中でゆっくり流れてる
君の言葉と癖のある声
季節巡って2度目の春が来る
揺れる電車のその横顔
君に会いたい今すぐ触れたくて
忘れられない初めてのキス
もう一度だけ名前を呼んでみて
いっそ千切れてしまうほどに
そっと振り返った
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