私の恋人は画面でした
            詩:赤りんご@


ある朝学校が休みになった
大人の都合とかよく分からないけど
私はラッキーだとしか思わない

外に出るのはやめておいてね
そういう親は嫌いですね
私の勝手だし私のものだし


心に騒ぎ出す
携帯の画面
何もない何の変哲もない
文章は「おはよう」


私の恋人は画面でした
自惚れてただけの私でした
君の気持ちなんて所詮こんなものでした
なんてバカなんだろう


ある日の午後に君からのメール
「今なにしてる?暇?」
私の躍る胸を無視して
いつの間にか音信不通


神様は私になにを
求めて期待させているんだ
何もない私の手に握られている
携帯電話


私の恋人は自分だけの感情で
私が傷つく様を笑って見ていました


何もない私の頭は
空っぽなままで
何の隙間もない私の心は
君の色でいっぱいでした


分かっていたはずでした
それでも見て見ぬ振りしてました
結局自業自得で私が悪いのです

私の恋人は画面でした
見ているうちに動き出す雲は
私を叱ってくれているような
綺麗な目で笑うんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

私の恋人は画面でした

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投稿日:2011/09/21 11:20:18

文字数:484文字

カテゴリ:歌詞

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